人が行動する範囲には、自分と似た価値観の人が集まっているのかもしれません

昨日はとても才能のあるミュージシャンが、ライブにかける価値観とはどのようなものか、とても興味を持ったということを書きました。

38個のうち、例えば「能力」、人よりも優れた演奏技術を磨きたいとか、「クオリティ」、質の高い音楽を提供したいとか。

あるいは「チームワーク」、メンバーと一致団結して目標を達成したい、ということかもしれません。

もちろんバンドの方たちは、一人ずつ価値観が違っていてもおかしくはありません。

しかしいえることは、私のように「レガシー=遺すもの」、将来に対して何かを遺したい、つまりソフトウェアやITサービスを普及させたい、というような情熱とは違うように感じます。

それに加えて彼らの地元、東京からついて来ているファンの方たちがいらっしゃったんですね。

追っかけというんでしょうか、私もアマチュアバンドを応援していて、バンドの運営を手伝っている人を知っています。

その知人には「忠誠」、バンドメンバーのために何かをやってあげたい、というような情熱を感じていました。

もしかすると、もっとシンプルに「楽しみ」、楽しく人生を過ごしたい、つまり人生を謳歌したいということですよね。そのような情熱もあるのかもしれません。

人間の価値観なんてあまり変わらないと思っていたのですが、そうでもないようです

自分のことを振り返ってみたのですが、私は社会人になって以降ゲームのソフト制作に携わっていて、やっぱり自分が担当したソフトはヒットして欲しい、世の中に広まって欲しい、と考えていました。

その意味では、昨日お話したように、自分の価値観は「レガシー=遺すもの」や「表彰」ということなのでしょう。

書いていて思い出したのですが、就職して何年か経って、久しぶりに幼馴染たちと会ったことがありました。

たまたま家電量販店の前を通りかかり、ゲームソフト売り場で自分が担当したソフトを発見して、「これヒットしたんだ」と伝えたとき、「そういうモノづくりの価値観もあるね」というような意味のことをいわれました。

そのときは自分のやっている仕事のことを話していて、お互いの仕事を肯定的に捉えていたと思います。

その記憶から考えてみても、自分の価値観は確かに38分の1でしかない、ということなのでしょう。

実は、この「達成する力」という本のことを思い出したのは、先日書いたジャズバンドを見たからなんですね。

プロとして活動されているので、当然ですが演奏がものすごく上手い。曲もいい。

しかしジャズというジャンルは、老若男女が日頃から親しんでいる、とはちょっといえないですよね。

目標を達成するために自分の価値観を知ろうという記事を見つけました

以前インターネットで、38の価値観=アイデンティティから、自分の最も大切にしているものを選んでみよう、という記事を見つけました。

パニック障害を患ってから、私はこれまで、自分がやりたいと思っていることをやってこなかったツケが回って来たのかな、と反省した時期がありました。

それ以来、自分の価値観の見なおしをしようと考えて、折に触れてそれを試みていたのですが、何度も想像したり調べたりしていると、自分の持っている価値観はいくつかにパターン化できることが分かりました。

そう感じるようになった一方で、たまに知らなかった考え方に巡り会ったりすることもあったのですが、これもその一つでした。

さっそく出典元の書籍、豊福公平著「達成する力」(きずな出版)を買って読んでみました。

38の価値観から私が選んだのは、「レガシー=遺すもの」と「表彰」でした。

前者は自分が将来に何かを残すために行動する価値観、後者は自分の価値が世のなかに認められ表彰されることを追い求める価値観、ということのようです。

しかし後者は、有名なマズローの欲求5段階説の承認欲求に属するような気がして、みんなが持っているんじゃないかな、とも思います。

一流のものは言い訳をしなくても売れるんですね

先日、知人に誘われて、小さなライブハウスにジャズバンドのコンサートを見に行きました。

東京を中心に活動しているそうで、ニューヨークで学んでいた方々のようです。

それはもう上手くて曲もいい。

福岡と佐賀を廻るツアーだそうです。

ジャズファンの中には知っている方もいらっしゃるでしょうが、ジャズを聴かない方にとっては、多分バンドの名前も聞いたことがないのではないかと思います。

ジャズに限らず、どんなに上手くて魅力的な音楽をやっていても、テレビや映画のようなメジャーなメディアで取り上げられる音楽でなければ、一般の方は知らないと思います。

しかし、こうやって地方でもライブを観に来る人たちがいるのですから、すごいことですよね。

そんなことを思いながら、帰りのバスを待っていたら、やって来たバスが超満員でした。

多くの人がソフトバンクホークスのユニフォームを着ています。

ちょうどホークスの試合が終わったんですね。

私も何度か福岡ドームにホークスの試合を見に行ったことがあるのですが、あの大きな球場が人でいっぱいになるなんて、大したものだと感心してしまいます。

自分が会社員のときメンタルヘルスケアがあったらと想像してしまいました

8.心の健康に関する情報を理由とした不利益な取扱いの防止

こちらも内容は読んで字のごとくなのですが、特に「(2)派遣先事業者による派遣労働者に対する不利益取扱いの防止」にあるような、派遣労働者の方に対しての対応は昨今問題になっていますので、不利益な取扱いはないように希望したいです。

9.小規模事業場におけるメンタルヘルスケアの取組みの留意事項

50人未満の小規模事業場におけるメンタルヘルスケアの推進方法が書かれています。

ここに書かれているように、地域産業保健センターへ積極的に支援を要請することが必要だと思います。

従業員50人未満の事業場には、産業保健サービスを無料で提供していただけるようです。

以上、株式会社cocotamaさんとNPO法人 心の卵さんのアプリを開発するに当たって、ほぼ二週間にわたってメンタルヘルスについて学んできました。

学んでみて感じたのは、労働者の心の健康を保つために、会社内外の人たちがその対策に割く時間や労力は、かなりまとまったものになりそうだということです。

このようなことは、私が就職した30年前には考えられなかったことです。

アプリを開発する側として個人情報保護法への理解を深めて行きたいです

7.メンタルヘルスに関する個人情報の保護への配慮

私は、例えばストレスチェックは気軽に行うようなものだと認識していました。

しかし、「・・・ストレスチェックを実施した場合、医師、保健師等のストレスチェックの実施者は、労働者の同意がない限り、その結果を事業者に提供してはならない。」というように、個人情報の保護への配慮が求められています。

ちなみに、「労働者の心の健康の保持増進のための指針」には、「健康情報を含む労働者の個人情報の保護に関しては、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)及び関連する指針等が定められており・・・」とあります。

俗にいう個人情報保護法なのだと思いますが、いつも法律に接している人でなければ、正式な名称とか、どこにデータが置いてあるかとか、そのような知識はないのではないかと思います。

「個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)」で検索すると最初に表示されます。

データは、総務省行政管理局が運営する行政情報ポータルサイト、電子政府の総合窓口(e-Gov)というところにありました。

メンタルヘルス不調は自分も経験しましたので対応の難しさが分かります

先日より「6.メンタルヘルスケアの具体的進め方」を確認しています。

「Relax 職場における心の健康づくり・・・」では、図の「(2)職場環境等の把握と改善」と「(3)メンタルヘルス不調への気付きと対応」に対して、独立した説明ページを設けており、昨日は前者を確認しました。

後者については、説明ページの前に、「労働者による自発的な相談とセルフチェック」、「管理監督者、事業場内産業保健スタッフ等による相談対応」、「労働者の家族による気付きや支援 等」という項目で、それぞれの立場における対応が示されています。

独立した説明ページは「管理監督者、事業場内産業保健スタッフ等による相談対応」に対するものですね。

「(3)メンタルヘルス不調への気付きと対応」に対する説明

1.管理監督者による部下への接し方

(1)「いつもと違う」部下の把握と対応

(2)部下からの相談への対応

(3)メンタルヘルス不調の部下の職場復帰への支援

ここに挙げられている部下の例は、自分も経験しましたし、自分の同僚や友人にもいました。

経験者には分かりますが、まったく経験のない方は、部下がサボっているように見えるとか、なかなか実感はわかないのではないでしょうか。

職場環境改善の具体的な進め方が示されています

昨日の「6.メンタルヘルスケアの具体的進め方」の続きです。

図を見れば基本的なことは分かりますが、改めて納得したのは「(1)メンタルヘルスケアの教育研修・情報提供」には、「労働者、管理監督者、事業場内産業保健スタッフ等に対し、それぞれの職務に応じた教育研修・情報提供を実施してください。」というところ。

確かに「事業場内産業保健スタッフ」といっても、産業医や保健師以外は専門家ではありません。

全社員がメンタルヘルスの知識を深めましょう、ということですね。

「Relax 職場における心の健康づくり・・・」では、図の「(2)職場環境等の把握と改善」と「(3)メンタルヘルス不調への気付きと対応」に対して、独立した説明ページを設けています。

説明ページの表題は「ラインによるケアとしての取組み内容」。

最初に「メンタルヘルス対策の中で、管理監督者の役割は重要です。」と書かれています。

メンタルヘルスケアには、産業医や人事労務管理スタッフなど、多くの方が関わることになります。

その中でも、このように独立した説明ページがあるくらいですから、労働者と常に接している管理監督者の役割を特に重視していることが分かります。

「一次~三次予防」と「4つのケア」の関係性が図解されています

株式会社cocotamaさんとNPO法人 心の卵さんのアプリを開発するにあたって、厚生労働省が策定した「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を元に、メンタルヘルスの知識を学んでいます。

6.メンタルヘルスケアの具体的進め方

指針にはいくつかのキーワードが出てくるのですが、その中でも「一次~三次予防」と「4つのケア」は、職場環境改善のために策定する「心の健康づくり計画」に盛り込むことになる重要なものです。

しかしこれらの関係性が、私には指針を読んでもいまひとつ整理できなかったのですが、「Relax 職場における心の健康づくり・・・」にある図でよく理解できました。

その図に「一次~三次予防」の文字を追加したのが以下です。

心の健康づくり計画の策定
 ↓  ↑
 ↓  ↓
 ↓ 衛生委員会における調査審議
 ↓  ↑
 ↓  ↓
---(図の囲み ここから)---

セルフケア(労働者による)/ラインによるケア(管理監督者による)/事業場内産業保健スタッフ等によるケア(産業医、衛生管理者等による)/事業場外資源によるケア(事業場外の機関、専門家による)

4つのケアの推進内容について解説しています

以前、「Relax 職場における心の健康づくり・・・」は、「労働者の心の健康の保持増進のための指針(平成27年11月30日健康保持増進のための指針公示第6号)」に図などを付けて、分かりやすくまとめたものと書きました。

先日より確認している「A 事業場における心の健康づくり計画及びストレスチェック実施計画(例)」は、「Relax 職場における心の健康づくり・・・」の方に追加されているもので、一次予防であるストレスチェックや4つのケアを、どのように盛り込むかの例が示されています。

話は前後しますが、再び「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に戻って、4つのケアの具体的な推進内容を確認します。

5.4つのメンタルヘルスケアの推進

ここでは4つのケアが詳しく解説されていますが、最初の概要部分で大まかな内容が理解できます。

セルフケア

労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減するあるいはこれに対処する。

ラインによるケア

労働者と日常的に接する管理監督者が、心の健康に関して職場環境等の改善や労働者に対する相談対応を行う。