ハイファイでなくても脳が気持ちのいい音だと判断すればそれでいいのでしょう
作成者:admin 作成日:水, 07/19/2017 - 22:11先日、テレビを見ていて驚いたのですが、ステレオの電流にもこだわっている方が、電力会社と契約して、電線から自宅のステレオ専用に、直接電源を引いていました。
部屋にあるコンセントだと、家電と干渉してノイズの原因になるので、それを避けたいということでしょう。
人間のこだわりはどこまでも限りがないんだな、とちょっと感動しました。
一方で、私は蓄音機でSPレコードを演奏するコンサートに行ったことがあるのですが、とても艶のある音で驚いた記憶があります。
SPレコードなので当然モノラル録音ですし、電気も使わず、大きなラッパだけで音を増幅します。
超ハイファイステレオの対極の姿ですよね。
普段、私たちはSPレコードを聴く機会なんてほとんどありませんが、それでもクラシック音楽の1950年代のモノラル録音盤ならば普通に売っています。
例えばワルターのモーツァルトやマーラーなどを聴いていて、音楽に集中していると、モノラル録音であろうがステレオ録音であろうが、私は気になりません。
物理的な特性が劣っていても、音楽を判断しているのは脳なので、脳が気持ちのいい音だと判断すれば、それで満足なんじゃないかと思います。