駄菓子屋のおじさん、おばさんの仕事はAIに代替されにくいですよね

夕食の買い出しに近所のスーパーに行ってレジに並んでいたら、レジ打ち中の人の次に並んでいる人が、チュッパチャプスをカゴにも入れずに一個だけ置いていました。

珍しいなと思ってしばらく待っていると、小学生低学年と思しき男の子が走ってきて、もう一個チュッパチャプスを置きました。

次に並んでいると思っていた人は、そのとき手に持っていた茄子を一本置いたので、その子の次に並んでいたということでした。

なるほど。

そのスーパーは自動支払機が置いてあり、お客さんが自分でお金を入れるシステムです。

その男の子は自動支払機のところに行ったのですが、店員さんに「すいません、間違えました」といいます。

店員さんが男の子に返金して、男の子は売り場に戻って行きました。

私の方は支払いも終わり、商品を買い物袋に詰めていると、背中の方で「これはお金が足りないよ」と店員さんの声がします。

どうやらさっきの男の子のようです。

チュッパチャプスを買いたいというわけではなく、持っているお金の範囲で、できるだけたくさんのお菓子を買おうとしていたんですね。

何だかほほえましくなってしまいました。

私がこの子と同じくらいのときは、お菓子を買うのは近所の駄菓子屋でした。

確か10円、20円くらいしか持ってなくて、何を買おうか選ぶのに必死だった記憶がありますので、この子の気持ちは分かります。

いつも50円の高いアイスクリームを買っていた上級生のお兄さんがうらやましかったです。

しかしこういう無人の支払機というのは、小さな子供にとっても製造メーカーにとってもハードルが高いような気がします。

駄菓子屋のおばさんなら、「このお金だとこれしか買えないよ」と教えてくれるのでしょうが。

これから無人店舗が増えたりロボットが接客したりするようになるんですよね。

今はAIに代替されやすい仕事やされにくい仕事の話題が多いです。

駄菓子屋のおじさん、おばさんなんて、AIに代替されにくい仕事の代表のような気がします。