性格などを読み解く理論は解釈することが面白いので楽しみながら読めると思います

一昨日、陰陽五行のことを学びたくて根本幸夫・根井養智共著「陰陽五行説―その発生と展開」(薬業時報社)を買ったことを書きました。

実はこれを買う前に、中村璋八著「五行大義」(明徳出版社)と吉野裕子著「陰陽五行と日本の民俗」(人文書院)という本も買って、少しずつ読み進めています。

学生の頃から、生まれた干支の陰陽五行に当てはめて、人の性格や運気を読み解く四柱推命や算命学のような東洋占術にとても興味がありました。

今でこそHSP(Highly Sensitive Person)のような敏感な人をカテゴライズすることばがありますが、子供の頃から神経症ぎみで悩んでいたこともあり、生き辛さの理由を人の性格を分類する理論に求めていたんですね。

マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン共著「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」(日本経済新聞出版社)のストレングス・ファインダーはもちろんやりましたし、エニアグラムとかユングのタイプ論、MBTIもやりました。

それらは自分の性格の傾向を知るのに大いに役立ちましたし、性格を出してしばらくの間は、自分の行動や物事の受け止め方などが理論通りだと感心するのですが、数カ月経つと忘れてしまいます。

それに比べて陰陽五行はとても複雑なので、すぐには理解できない分、何年経っても飽きないんですね。

もちろんこれは好みの問題もあるでしょうから、たまたま陰陽五行の考え方が私に合っていたということなのでしょう。

そこで最初に挙げた本ですが、専門書だけあってとても詳しい。今まで知らなかったことばかり出てきます。

今学んでいる易経にも陰陽五行は随所に出てきますので、易経の理解を深めるためにもとても役立つと思います。

このような知識は、覚えたものを自分なりに解釈することが面白いので、楽しみながら読み進めて行こうと思っています。