私はプログラマーに向いていないとすぐに悟りました

以前お話しましたが、私が大学生のときMSXという規格のパソコンが発売されて、それを音楽の制作用に購入したのですが、気が向いたら、パソコン雑誌に載っていたゲームプログラムのマシン語を、意味も分からないままに入力していました。

恥ずかしながら、まともに動いた記憶がありません。

ゲーム制作会社のアルバイトを始めてから、プロのプログラマーと接するようになりました。

私が大学生のときに、NEC PC-9801が発売されたくらいですから、その方たちはどうやってプログラミングを勉強されたのだろうと疑問でした。

何人かに聞いてみたところ、シャープのMZというマイコンで遊んでいたということでした。

当時はパソコンゲームの黎明期でしたので、今のようにプロのグラフィックデザイナーがいるはずもなく、しかもドット絵でしたので、私と同じようなアルバイトの人たちが描いていたように思います。

ゲームの音楽も状況は似たようなもので、曲数が足りないときは私も作っていました。

しかし、プログラマーは違いました。この人たちがいなければゲームを作ることができません。

待遇も、かなり優遇されていたように記憶しています。

40代くらいだと思うのですが、外注で主婦のプログラマーさんもいて、年齢性別に関係なく、自分の腕次第で食って行けるカッコいい職業だな、と思っていました。

パソコン雑誌に、21世紀はC言語の時代だと書いてあったので、C言語入門の書籍を買って勉強したことがあります。

何度もコードを書いてみるのですが、とても人に見せられないダラダラとした長いコードになってしまいます。

あとで見返してみても、自分で何を書いているのか分からない。

こりゃ向いてないなと思って、プログラマーになるのは諦めました。