子供の頃の作文を読んでみると向いていることが分かるかもしれません

数日前から、なぜこのような記事を書いているかというと、自分の小学校の卒業文集を何十年かぶりに読んだことがきっかけでした。

文集の後半は、自分の一生を想像して書く、人生の履歴書でした。

クラスメート一人一人が思いをつづっているのですが、その多くは名門の学校を卒業して立派な大人になるという、いかにも小学生が思いつきそうなことが書いてありました。

男の子は王や長島のような野球選手、宇宙飛行士、女の子はハンサムなお金持ちと結婚、などというものもあり、やはり時代を反映しているように感じました。

最後はだいたい、100歳まで生きるというような、幸せな人生で幕を閉じています。

しかし、私は死んだあとのことも書いているんですね。

地獄から蜘蛛の糸を伝って天国に行くというような内容です。当時教科書に載っていた芥川龍之介の影響ですね。

私には霊感がないので、スピリチュアルなことではなく、周りから聞かされていた仏教の世界観に影響されたのだと思います。

最初は読んでいて笑ってしまったのですが、冷静に考えてみるとちょっと驚きです。今と興味が変わっていない・・・。

ああ、人は子供の頃から変わらないものなんだと感心しました。

今の若い人たちは就職活動の影響からか、得意なことを考えるのに慣れているので必要ないと思いますが、新人類世代の私のように、そのようなことを考えるのに慣れていない方は、小学校の頃の作文を引っ張り出して読んでみるといいかもしれません。

案外、子供の頃に興味を持っていたことを思い出して、自分の特技を再発見できるかもしれません。