昨日書きましたように、パソコン周辺機器のボード類は、OSが対応していなければ使えなくなってしまいます。
そんな中でも、究極の品の一つかな、と思う製品を持っています。YamahaのDSP FACTORY DS2416というボードです。
これは当時、O2Rというデジタルミキサーがあったのですが、それをチップ化したものです。
Windows 95、98、2000用のドライバーがありました。
O2Rの68万円に対して、ボードの価格は9万円台でしたので、とんでもなくコストパフォーマンスはよかったです。
Cubaseというシーケンサーソフトがそのボードに完全に対応していて、パソコンからボードのデジタルミキサーを制御できました。
私は一時期、映像編集の仕事をしていたことがあるのですが、その際にADATで録音したものをCubaseで編集して、映像用のデータに落とすということをしていました。
仕事内容に対して、このボードはオーバークオリティでしたので、いつかは音楽制作に活用したいと思っていたのですが、いつの間にか世の中はWindows XPになり、活用する機会を逃してしまいました。あぁ・・・。
書いていて思い出したのですが、Creative Professional Proteus Xというサウンドボードも、購入したにもかかわらず、ほとんど使わずじまいになってしまったものです。対応OSはWindows XPでした。
Proteusというのは、1990年代にE-MU社が販売していた、高品位の音で有名だった音源モジュールの名前です。
ギターやベースなどポピュラーミュージック全般に使える楽器を集めたものや、オーケストラの楽器を集めたものなど、数種類のモジュールがあり、このサウンドボードにはそれらの音源が搭載されていたんですね。
一つ一つのモジュールはとても高くて、買うのをためらっていたのですが、このサウンドボードは確か2万円もしなかったと思います。
もう、即買ってしまいました。
そして案の定、なかなか使う時間も機会もなく、十分活用できないまま、Windows XPの時代は終わってしまいました。あぁ・・・。