シンセサイザーを弾いていた頃を思い出しました

先日、Rolandの創業者、梯郁太郎さんがお亡くなりになりました。

この方がMIDI規格の生みの親で、電子楽器への多大な貢献を認められて、グラミー賞のテクニカル・グラミー・アワードを受賞されたのは記憶に新しいところです。

Rolandといえば、以前ブログでDTMが大流行していたときのお話をしたと思います。そのとき書いた機材はSC-55ですね。

私がバンドに熱中していた頃、シンセサイザーを何台か購入しました。

その中に、RolandのD-50のモジュールタイプでD-550というモデルがありました。

このシンセサイザーは、PCM波形とアナログ波形を組み合わせて音を出すタイプです。

当時、大ヒットしていたYAMAHA DX7のFM音源は、金属的な音色は得意なのですが、ノイズのきれいなアナログシンセのようなストリングスはちょっと苦手でした。

そんな中でRolandのD-50が発売されたんですね。

Rolandのシンセは昔からストリングスの音に定評がありましたので、とても重宝しました。

「Fantasia」という、D-50でしか出せないようなプリセット音色は有名ですよね。

Rolandには、それ以前の製品にJUPITER-8というアナログシンセサイザーがあり、上京したての頃、楽器屋のお兄さんが店頭で弾いていて、圧倒的なストリングスの質感に度肝を抜かれた記憶があります。

とても高価で、学生が買える価格ではありませんでした。