昨日、若い人が始めて触れる表計算ソフトは、Googleシートのようなクラウドアプリなのかもしれないと書きました。
WEBブラウザを使ってインターネットを見る環境では、そのまま無料でGoogleドライブのようなOfficeアプリが使えるわけで、知らない間に利用していたということもあるでしょう。
私はたまに、自分の立ち位置に思いを馳せるときがあります。
歳を取ったときでも何でもいいのですが、一人で仕事をするようになったときですね。何をしているのだろう・・・。
やはり、ある程度ITに関わることをしているだろうと思います。
プログラマーには向いていないことは自分で分かっています。
一人で仕様を考えたり、ドキュメントを書いたりするのは好きなので、そっちの方向だと思います。
そういう思いに至るまでには何年かかかりました。
Ruby on Rails2の頃だったと思いますが、scaffold機能を利用して、初心者に毛が生えたようなWEBアプリを公開したことがあります。
けっこう思い通りのものができて、WEBフレームワークって凄いな感心した反面、セキュリティなどを含めて、自分一人で維持して行くのは無理だとあきらめた記憶があります。
一方で、PHPやPythonを使ってGPSで位置情報を取り、いくつかのサービスを提供する仕事を手伝ったことがあるのですが、このときは自分一人でできる範囲は狭いなぁ、とちょっと落胆しました。
ところがここ数年、GoogleのG Suiteを使って、ASKさんの交流会受け付けの仕組みなどを作ったときに、ああ、自分はこういうのが向いているのかと納得しました。
フォームやシートやメールやカレンダーなどは、Google Apps ScriptとAPIを使って連動させられます。
CMSにそれらを組み込めば、少ない労力で、かなり思い通りのWEBサービスを作ることができます。
ITと呼ばれるものの範囲がどんどん拡大して、情報を追うことさえ難しくなっていますが、その反面、自分に向いていることを実現してくれるツールも、見つけやすくなっているのかもしれません。