なぜSF小説を読む人が少ないのか、嫌いな理由でもあるのか、インターネットで検索してみたのですが、特に目立った理由はないように感じました。
そもそも関心がないのでしょうか。
しかし、昔から「スタートレック」などは熱狂的なファンがいますよね。
「スター・ウォーズ」も新作が発表されるたびに大変な話題になります。
日本でも、古くは「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」など、今でも大くのファンがいます。
それらには宇宙人もロボットも登場しますので、SF小説の世界観そのものに関心がないというわけではなさそうです。
実際に「重力の使命」を読んでみると、ムカデのような姿をしたメスクリン人が人間と英語で会話しています。
私は他のジャンルの小説と同じように、すぐにその世界に入り込んで、面白く読んでいます。
ムカデの姿なので、人間が手を使ってやるのと同じ行為をするときはハサミを使うのですが、それが文章で記述してあると、多くの人はそのイメージについて行けない、面白さを感じない、ということなのでしょうか。
考えてみれば、ガンダムのモビルスーツのガンプラなんてカッコイイですよね。
私も子供の頃、サンダーバードは1号がいいとか、いや3号の方がカッコイイとかいっていた記憶があります。
映画やアニメであれば、鉄道模型のように、人は頭の中に夢中になれる現実世界を再現できてしまうのかもしれません。
メスクリン人のハサミは何でも切れてすごいな、と感動している自分が、おめでたい性格に思えてきます。