「易経入門」をきっかけに六十四卦の解説書と華厳の本を買ってしまいました

易経は面白いと俄然興味がわいてきました。

以前、金谷治さんの「易の話」という本を読んだことを書きましたが、そのときは易経の六十四卦を学んで理解できるか、覚えることができるか、というとちょっと無理だなと思っていました。

ところが今回、氷見野良三さんの「易経入門」を読んでしまったわけです。

ソポクレスのギリシア悲劇七篇について、「作品の主題に沿って、易経の卦でいえば何に当たるかを臆断」するという、それは面白い試みです。

いても立ってもいられず、つい本田濟(わたる)著「易」朝日選書という、650ページ近くもある解説書を買ってしまいました。

全部覚えるなんてとても無理でしょうが、少しずつ学んで行きます。

そのうち易経のことを書く機会もあると思います。

つい買ってしまったつながりで書きますが、先の金谷治さんの「易の話」を読んでいるとき、宋の時代の程伊川という人が、華厳哲学に影響を受けたということが書かれていました。

私は角川ソフィア文庫の仏教の思想シリーズを三冊ほど持っています。

その関係で、amazonでシリーズの一冊「無限の世界観 華厳」の目次を見ていたとき、唯識、荘子、明恵上人など、これまで私が興味を持ってきたことや人物について書かれているのを発見しました。

以前よりとても興味を持っていたのですが、唯識思想でさえ理解できていないのに、華厳の哲学などに手を出すのはまだ早いのではと躊躇していました。

とはいうものの、ここまで華厳に関連することに興味がわいてくると、どうしても我慢できずにその本を買ってしまいました。

解説は河合隼雄さんですし。

この本は、同じシリーズの唯識よりは読みやすいので、かなり読み進んでいます。