自分で決められる状態にいることがストレスを溜めないために必要だと思います

何年か前、山本憲明著「社長は会社を大きくするな!」(ダイヤモンド社)という本を読みました。

この本が出版された2012年当時も、かつて日本経済を引っ張ってきた巨大企業が赤字に苦しみ、人員削減を強化していた頃です。

私も当時は、自分の性格や人間関係や今後やって行きたい仕事のことなどで、いろいろと悩んでいる時期でした。

社員が一人であれば、人間関係はその人との関係だけでいいが、社員が二人になると、社長と社員以外に社員どうしの関係が発生する。

そうやって、一人増えるごとに関係が複雑化して行くという解説に、確かにそうだなと納得した記憶があります。

本の最後には、「自分の人生に常に主導権を持つ立場」を確保することで楽しく生きよう、と主張されいる部分にとても共感しました。

そういう意味で、人間関係に悩みたくなければ社長一人の会社とか、社員一人の会社が一番いいということになります。

とはいうものの、職種によってそれができる会社もあるでしょうが、ほとんどの会社にとってはなかなか難しいと思います。

私が会社員だったときも、当たり前のことですが、人間関係で困ったこともありました。

しかし当時は景気もよかったので、やりがいや楽しいことも多くて、人間関係を含むいろいろな悩み事も相殺されていたように感じます。