いろいろな克服方法を知ることができるのは心強いと思います

以前、岡田尊司著「過敏で傷つきやすい人たち」(幻冬舎新書)というHSP(Highly Sensitive Person)について書かれている本を読みました。

私自身、HSPかどうかを調べるチェックリストで特徴に合致したものですから、前々からこの症状に注目していたのですが、一方でこのチェックリストのような判定は、科学的な実証とはちょっと違うのかなと感じていました。

実際に岡田さんは、HSPが医学的な概念になりきれていない理由を詳しく述べられていたので、それが理由でこの本を買ったんですね。

もう一つの買った理由は、岡田さんは愛着障害などの書籍を多数出版されている方だということを知っていたので、その方が書かれているHSPの過敏性を克服する方法を知りたかったというのがあります。

本にはいろいろな克服方法が提示されていますが、最終的には自分の中に安全基地を持つこと薦められています。

この安全基地というのは、岡田さんの一連の書籍にも登場するキーワードのようです。

これはインターネット上でもいろいろ議論されているようで、自分で納得できるほど機能する安全基地を持つというのは、なかなか難しいことのようです。

ネット上の発言を見ると、年齢は20代か、高くても30代のような気がします。

私も若い頃の方が苦労していた記憶があるのですが、社会経験が少ない分、自分に適した安全基地は何がいいのか、十分な判断材料を持っていなかったように思います。

じゃあ今持っているのかといわれれば、この年になっても日々経験を蓄積している最中なのですが。