私も安全基地を自分なりに設定してみました。
やっぱり条件としては、自分の好きなこと、やっていて心地いいこと、というのはいえるんじゃないかと思います。
日常生活において、長時間向き合っていてもそれほど疲れを感じないものや、いつ向き合ってもそれなりに没頭できるものですね。
私の場合、前者はコンピューターを使った作業やこのブログのように文章を書くこと、後者は唯識仏教や民俗学のような人間の深層心理に関するものかな、と思っています。
昨日も書きましたが、このような自分の資質は、何が安全基地かを一番知りたかった20代、30代には分からなかったと思います。
ちなみに、唯識というのは仏教の深層心理学です。
唯識説を唱えたのは瑜伽行(ゆがぎょう)唯識学派という一派で、瑜伽行というのはヨガの修行のことですね。坐禅や瞑想に繋がるもののようです。
岡田さんは本の中で、マインドフルネスの有効性を指摘されていますが、このマインドフルネスも坐禅や瞑想から仏教的な修行の要素を取り除いたものですね。
以前にも書きましたが、私も坐禅や瞑想の真似事を、ほんの数分間やったりやらなかったりしていたのですが、これを機に毎日続けようと思いました。
HSPが広く知られるようになったのは、エレイン・N・アーロン著「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」(ソフトバンク文庫)だと思いますが、そこにも瞑想はとても効果的な休息法だと書かれていて、生活に取り入れることを推奨しています。
自分なりに考えた安全基地がうまく機能するかどうかは、現在観察中といったところです。