70代で新しい技能を習得することはできないというコラムを読んでホッとしました

先日より、ASKさんのビジネス研究会の活動が活発なことや、自分がASK会員さんの平均年齢に達したとき、同じように取り組めるか考えてしまったことなどを書いています。

今でさえITの最新情報について行けてないと感じているのに、70代になってもIT関連でビジネスにコミットし続けられるかとえば、かなり疑問です。

この記事を書いているときインターネットで、ソニーの元幹部で経営に参加していらっしゃった郡山史郎さんという方のコラムを見つけました。

ITmedia エグゼクティブというサイトの「キャリアプラン 90歳までの現役計画」という連載です。

20代から90代まで10年ごとに区切って、各年代で「どう生きるか」についてご提案されています。

とても考えさせられる内容で何度も読み返してしまったのですが、その中でも特に70代の「もしあなたが70歳以上なら」という回に感銘を受けました。

特に心に響いた箇所を以下に抜粋します。

「70歳になったら、まず自覚しましょう。自分は自然にとっても、人間界にとっても、まったく無価値である。これから貢献できることはほとんどない。この自覚があれば、第2の人生を、自分にとって、また周りのすべての人にとって、きっと良いものにできます。

仕事の面では、70代になったら、新しい技能を習得することは不可能です。また、この変化の激しい時代に、過去の技能や経験で、若い人との互角の存在にはなれません。ただ、世の中には、わずかなサービスの領域で、価格と心がけで競争できる領域がありますので、そこで、第2の人生を楽しく働いていける可能性があるわけです。」

著者はこの連載を書かれたとき77歳。

ご本人も周りの同じ年代の方にも、このようなことを感じられたのでしょう。とても説得力があります。

私はこの言葉に希望を持つことができました。