パソコンに不慣れな方はログインしてソフトを使うことに戸惑われているようです

以前、Googleのサービスを利用したホームページを作った知人の会社の方から、別のアカウントでログインしてしまったために、元のサービスを利用できなくなったと相談を受けました。

その方はあまりパソコンに詳しくはありませんし、初めてパソコンに触れたのがWordやExcelだったのでしょうから、Googleのサービスにはなかなか慣れないのだと思います。同じような方を何人も知っています。

納品する際、Chromeブラウザでログインして操作をご説明していたのですが、その後使い慣れているInternet Explorerに変えられたようで、キャッシュにパスワードが保存されておらず「別のアカウントを使用」からログインしなければなりません。

その方はメーラーもOutlookを使われているので、Googleのサービスで勝手が違う画面が表示されたとき、どのようにすればいいか分からなくなるのですね。

そもそもWordやExcelは、DOCファイルやXLSファイルをダブルクリックすれば勝手にソフトが起動して編集できていたのに、GoogleのサービスはWEBブラウザにアクセスしてログインしなければならない、という考え方からして混乱されているようです。

それ以前にWord、Excel、PowerPointに相当するGoogleのアプリが、それぞれGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドだということが、説明してもピンと来ないようです。

ホームページに表示している表はGoogleスプレッドシートなので直接編集できますよ、とお伝えしているのですが、Excelでデータをもらったりします。

表計算ソフトやワープロソフトは、パソコンにインストールしてそれぞれ単独で使うもの、という先入観があるのでしょう。

十数年前、シニアの方にもGoogleの名前が浸透してきたとき、WEBブラウザで使うOfficeソフトもそのうちみんな普通に使うようになるだろう、と思っていたのですが、もうしばらく時間がかかるかもしれません。