昨日は、山根明さんという方が運営されているシニア向けのIT講座で、講師の最高齢が88歳の方だということに驚いたことを書きました。
それまで私は、年を取るとITの仕事は技術的について行けなくなるだろうから、60代くらいまでしかできないだろうと勝手に想像していたわけです。
ただ高齢者でもITの仕事はできるといっても、締め切りに追われて徹夜が続くような仕事は無理でしょうし、スケジュールがタイトでなくても、WEBやゲーム機のプログラミングのように、新しい技術を次々に覚えなければならないものも難しいでしょう。
そういう意味では山根さんがされているような、自分と同じシニアの方に、IT機器の使い方や活用方法を教えるというのは、とても現実味のある仕事だと思いました。
シニアの方がITの仕事をするにあたって、もう一つ考慮に入れておきたいのは、いつからITに触れたかということです。
最初に挙げた88歳の方はExcelを教えられているとのことですが、この方が最初にExcelに触れたのはいつ頃かと想像すると、もしWindows 95からだとしても60代半ばですよね。
80代前半の山根さんがパソコンを覚えたのも、定年直前の64歳からとのこと。それからExcelやPowerPointの仕事をされたらしいのです。
そういう意味では、20代から仕事でITに触れた人たちがシニアになって行くのはこれからです。
私がゲーム業界にいた20代の頃は、年上のプログラマーはたくさんいました。
その人たちが今60代だとして、20年後に80代になったとしても、自分のペースでプログラミングをして、アプリを作り続けているんじゃないかと思えてきました。