昔はITにも制約があって、その方がうまく機能していたこともあると思います

メモにEvernoteを使っていたのですが、最近Google Keepも使い始めました。

Google Keepは数年前にも試したことがあり、そのときはやっぱりEvernoteがいいかなと判断していたのです。

今回Google勉強会でアプリ間の連携などを説明することになって、再度Keepを試してみたところとても便利になっていることが分かりました。

しかしメモの取り方なんて人それぞれ、千差万別。どんなにソフトの性能がよくても、自分の感覚に合致したものでなければ使う気は起きないと思います。

私は会社勤めをしている20代後半くらいからゲームディレクターをやっていました。

担当するタイトルが多かったために、Wordに「やること.doc」と名前を付けて、思いついたことは片っ端からメモしていました。

今はToDoリストなんて言い方をするんでしょうが、そんなカッコのいいものではなくて、ただの落書き帳です。

落書きは膨大な量になるのですが、「やること」が終わったら消して行くので、増え続けて収拾がつかなくなることはありませんでした。

このやり方は気に入っていて20年以上続けていたと思います。

今考えると、そのWordファイルは事務所の自分のパソコンに保存されているだけで、外出先では確認できません。クラウドなんて概念はありませんでしたから、当時はそういうもんだと満足していたのでしょう。

Evernoteも同じような使い方をしています。こちらはクラウドなので、パソコンからでもタブレットからでも入力できます。

そんな違いが理由の一つかもしれませんが、自宅でも外出先でも所構わず書き散らかしていたら、一つ一つが「やること.doc」のようなノートが何十個もできて、どこに何が書いてあるのか分からなくなってしまいました。

そのようなわけで、Google Keepと使い分けることで、このような混乱が解消できないか試しているところです。