CD-Rを使ったサービスを廃止することになって時代の変化を思いました

弊社のWindows用楽譜作成ソフト「Score Magazine」には、無料でダウンロードできる試用版と同じものをCD-Rに焼いて郵送でお届けするサービスがあったのですが、利用者がほとんどいないので廃止しました。

何年も前にお客様用にCD-Rを大量に買ったのですが、それがまだなくならないので、今いくらで売っているのか分かりません。多分DVD-Rの方が割安になったりしているんじゃないでしょうか。

ごくまれに注文が入るとWindows 7パソコンのCD-Rライターを起動して焼いています。この体制がいつまで続けられるか心配でもあったんですね。

Score Magazineが一番売れていた時期には、たくさんCD-Rに焼いて営業や宣伝に使っていました。

あれほどメディアが安くて多くの機器で読めていたのはオーディオCDのおかげなのでしょう。

しかしいつの頃からかWindowsやAdobeの製品がDVDで供給されるようになったとき、「ああ、もうそういう時代か」と思ったものです。ほとんどのパソコンでDVDが読めるということですから。

それが今やメディアでソフトを供給すること自体、もうほとんど行われていないんじゃないでしょうか。

ソフトを供給する側のメディアが変化しているように、それをインストールするハード側もメディアが変化しているように感じています。

先日買ったパソコンLIVA ZにはハードディスクではなくeMMCが標準で、あとからSSDを増設したのですが、このような形でパソコンには回転する記憶ディスクが使われなくなって行くのかもしれません。

CD-Rを使ったサービスを廃止することになって、あらためて時代が変わっていたことに思いを馳せました。