PC-9801やMacintoshを体験するまでの人生は退屈だったということなのでしょうか

インターネットを見て知ったのですが、1月24日は初代Macintoshの誕生35周年記念日だったみたいですね。発売は1984年だそうです。

発売当初はメモリが128KBでしたが、私は次の512KBのモデルを買ったことを以前ブログに書きました。

日本の代理店キャノン販売で売っているものは高くてとても手が出ませんでしたが、発売からかなり年数が経って直輸入品が販売されるようになったので、それを購入したのです。

最初にMacintoshをさわったのは当時勤めていたゲーム開発会社です。

海外のゲームの調査で誰かが借りていたんだと思いますが、会社に人がいない時間、同僚がシムシティをやっていたんですね。

仕事で見慣れているNEC PC-9801とぜんぜん違う精緻なグラフィックと、自動的に都市が出来上がっていくプログラムに衝撃を受けたものです。

レコーディング系の雑誌で、MIDIシーケンサーのPerformerやサンプラーの波形編集ソフトSound Designerなどの記事を読みながら、「いいなぁ、欲しいなぁ」と憧れていました。

PC-9801にしても、まだ持っていなかった大学生の頃は発売されてそんなに年数が経っていませんでしたので、雑誌を見ながら同じように「欲しいなぁ」と思っていました。

当時は世間のことをよく知らない20代でしたし、コンピューター自体もまだ得体の知れないモノというイメージがありましたので、PC-9801にしてもMacintoshにしても、購入したら今までとは違う生活が始まるというワクワク感がとても大きかったと思います。

このようなワクワク感を感じたくて、今もIT業界に居続けているのかもしれません。

Macintosh誕生35周年というニュースを見て書き始めたのですが、実感としては「まだ35年?」という印象です。

もしかしたら、PC-9801やMacintoshを体験するまでの人生は退屈だったということなのでしょうか・・・。

ちょっと考えてみたいテーマだと思います。