心と体の話

40代全員が働き盛りとして仕事にまい進しているわけではないのかもしれません

西日本新聞を読んでいて、「比呂美の万事OK」という人生相談のコーナーについ見入ってしまいました。

回答者は伊藤比呂美さんという詩人の方で、西日本新聞社から同名の本も出されています。

その日の相談者は40代の方で、相談内容もその年代ならではのお悩みです。

比呂美さんはいつも通り、優しいまなざしを向けながらも切れ味鋭い回答をされています。

その回答の中で、四十不惑というが、今は孔子の頃とは違うのであの頃の40は今の60くらいか。なので40代は迷って当然。50代になると世界は今までになくすっきりして、まわりのモノゴトがよく見えるようになる、というようなことをおっしゃっていました。

私はそれを読んで、伊藤比呂美さんと比べるのは恐れ多いのですが、自分が経験してきたこととかなり似ているなと感じて、とても安心してしまいました。

ビジネス書やビジネス系のWEBサイトを見ていると、40代は脂の乗り切った働き盛り。大きな仕事を任せられ社会を支える年代、というような評価をされています。

私は30代で体を壊し、40代もそれを引きずっていましたので、体を壊すまでの生き方に無理があったのではないかとか、これからどういう方向に進めばいいのかなど、40代は悩んでばかりいました。

今日は朝から体調が悪く高齢者の気持ちが少し理解できる気がしました

ここ数日は気温の変化が激しかったので、高齢者は体温の調節がうまくいかず体調が心配と書きましたが、今朝起きたら私自身の体調が優れませんでした。

気分が悪くてしばらく起きられず、朝食も食べたくありません。

この状態がお昼近くまで続きました。

昨日は肌寒い程度だったのですが、今日の最高気温は15度とのことで、外に出るとしっかり寒かったです。

老化で免疫力が低下したのか先月から引いた風邪が治らない、とブログに書いたのが今月上旬。

やっと昨日、風邪薬を飲むのをやめた翌日にこれです。

体調に加え、プライベートで少し困ったことがあって気に病んでいたのも影響したのかもしれませんが、やっぱり老化の影響もあるのでしょう。

私の親が、「年を取ったら冬寒いのが辛い」といっているのが今まで実感できなかったのですが、もし今朝の私のような体調がそうなのであれば確かに辛いと思います。

パニック障害やウツのような心の病も、実際に自分がそうなってみると、同じ症状の人の辛さが分かります。

一方で、苦痛の伴う病気や治療で自分が体験したことのないものは、苦しんでいるご本人を前にして、どう声をかけていいか分かりません。

元気に活躍されるシニアの情報にプレッシャーを感じる方もいらっしゃるかもしれません

最近、メディアは人生100年時代の到来で年金はどうなる、働き方はどうなる、という情報で溢れています。

私の記憶では、バブルが崩壊して10年経った頃でも、終身雇用、年功序列の仕組みは色濃く残っていたように感じます。

年金がもらえないかもしれないなんて、真剣に捉えている人はそんなにいなかったのではないでしょうか。

今は若い人向けの情報も、会社の平均寿命は人間の寿命よりずっと短いので、転職を経験するのは当たり前、というような内容のものも見受けられます。

若い人たちはそのような心構えで社会人人生を送って行くのでしょうが、私の年代は一生ひとつの会社で勤め上げるという意識で就職する人がほとんどだったでしょうから、定年を意識する年になっていきなり「人生100年。退職後の30年、40年をどう過ごす?」なんていわれても困ってしまいます。

30代で独立した私でも、「そんなことをいわれても」と思っているくらいですから。

そんな風潮を反映してかどうか分かりませんが、ここ数年、メディアで元気に活躍するシニアの情報が増えたように思います。

以前には80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんや、最近では82歳のiOSプログラマー若宮正子さんなど。

70代で新しい技能を習得することはできないというコラムを読んでホッとしました

先日より、ASKさんのビジネス研究会の活動が活発なことや、自分がASK会員さんの平均年齢に達したとき、同じように取り組めるか考えてしまったことなどを書いています。

今でさえITの最新情報について行けてないと感じているのに、70代になってもIT関連でビジネスにコミットし続けられるかとえば、かなり疑問です。

この記事を書いているときインターネットで、ソニーの元幹部で経営に参加していらっしゃった郡山史郎さんという方のコラムを見つけました。

ITmedia エグゼクティブというサイトの「キャリアプラン 90歳までの現役計画」という連載です。

20代から90代まで10年ごとに区切って、各年代で「どう生きるか」についてご提案されています。

とても考えさせられる内容で何度も読み返してしまったのですが、その中でも特に70代の「もしあなたが70歳以上なら」という回に感銘を受けました。

特に心に響いた箇所を以下に抜粋します。

「70歳になったら、まず自覚しましょう。自分は自然にとっても、人間界にとっても、まったく無価値である。これから貢献できることはほとんどない。この自覚があれば、第2の人生を、自分にとって、また周りのすべての人にとって、きっと良いものにできます。

自分の好きなこと得意なことを考えて70代に備えておこうと思います

昨日は、ASK アクティブシニア交流会の会員さんの平均年齢が70代にもかかわらず、積極的にビジネスに取り組まれていることと、自分が70代になっても同じように取り組めるかといえば無理ではないか、ということを書きました。

30代、40代の頃には、IT関連の新技術で気になったものはどんどん試してみようという気力があったのですが、今はそこまではありません。

ASKのみなさんは大きな企業に勤められていた方が多いので、基本的にはコンサルタント業をされています。

私にできるかどうかは別にして、70代になったらシニアならではの知識を使った教育や研修のような、人間を対象としたビジネスを考えた方がいいのかもしれません。

とはいえ、自分に向いていないことを考えても、ビジネスとしてお客さんにサービスを提供するクオリティにはとても到達できないでしょう。

よく本やブログには、自分の好きなこと、得意なことを見つけるためのヒントがいろいろ紹介されています。

気がついたらいつもやっていること、今までに多くのお金や時間をかけたこと、人がやっているのを見ると嫉妬してしまうこと、・・・等々。

もちろん簡単には見つからないので、このような本やブログが溢れているのだと思いますが。

ASKさんの活動を見て自分はIT関連のビジネスを続けていられるか考えてしまいました

以前、ASK アクティブシニア交流会さんのビジネス研究会にて、シニア人材経営支援制度に登録されているASK会員さんを中心に結成されたコンサルチームの発表と、その運営方法についての話し合いの場が持たれたことを書きました。

ビジネス研究会とは、ASKさんが会員さんの関係する製品を紹介するために、毎月開催されている会です。

既に90回を超えていますが、売り上げや商談紹介の成果に乏しいため、活動のあり方を本格的に見なおすことが目的でした。

それ以降のビジネス研究会は、従来の製品の紹介と共に、コンサルチームの活動報告と討議が続けられています。

現在コンサルチームは「シニア人材経営支援 MAG(マネージメントアシストグループ)」と命名されていて、今月は以下のような取り組みをご報告されました。
http://info.ask-fk.com/2018/03/41195.html

いつも感じるのは、みなさん積極的にビジネスに取り組まれていらっしゃることです。

平均年齢は70代とお聞きしているので、定年を迎えられてから10年以上経った方がほとんどではないでしょうか。

頑張りすぎても怠けすぎても免疫力が低下するならその中間を意識する必要があります

昨日は風邪がなかなか治らないことや、インターネットで調べていたら、年を取ると免疫力が低下して風邪が治りにくくなる、と説明されているサイトを見つけたことを書きました。

確かに年を取るにつれて、体力も嗜好も変化しているのですが、考えていることもずいぶん変化しているように感じます。

経験上自分にできることも分かってしまうので、無理や無駄な行動を避けるようになりました。

とここまで書いてきて、もしかすると無理や無駄な行動を避けるようになったから、その結果体力や嗜好も変化した、ということもあるのではないかと思い付きました。

もう頑張らなくていいと体が知ってしまったので、頑張って免疫力を維持する必要がなくなって、それが低下しているんじゃないか。

だから風邪も治りにくいのでは・・・。

飛躍しすぎのような気もしますが、気が張り詰めている間は風邪もひかないなんてよく聞きます。

30代後半に下請けのソフトハウスでディレクターをしていたときは、納期に追われて3日徹夜とか4日徹夜とかを経験しました。

プログラマーは交替で仮眠を取るんですが、私はそれこそ気が張り詰めていて眠れないんですね。

体力や嗜好などの変化は考えていることが影響しているのかもしれません

風邪をひいて2週間ほど経ちますがまだ完治しません。

ひどい状態はひき始めから5日くらいで脱したのですが、たまに咳が出て、それが止まらなくなるんですね。

子供の頃からルルという風邪薬を飲んでいて、それを飲めば今までは一週間程度で治っていたのですが。

昨日も薬局に別の薬をもらいに行ったとき咳が止まらなくなって、急いで外に出て5分ほど咳が収まるのを待ちました。

薬局に戻ると、薬剤師さんが気を使ってくれてのど飴をくれました。

インターネットで「風邪が治らない」や「風邪が長引く」で検索するとたくさん表示されます。

中には、年を取ると免疫力が低下して風邪が治りにくくなる、なんて書いてあるサイトもあります。

そうですか。老化が原因ですか。

確かにここ数年体力の低下は感じていて、自転車で散歩がてらにドラッグストアやホームセンターなどに行く際も、できるだけ近くのところを選ぶようになりました。

食べ物の嗜好の変化もずいぶん前から感じてはいたのですが、若い頃は毎日かなり飲んでいたお酒も、そこまで欲しいとは思わなくなりました。

1日に350ml缶のビールで十分です。

勤めている会社の業務内容と同じ方向性の趣味を活かすのがいいかもしれません

昨日はインターネットで見かけた記事に触発されて、年を取っても価値の減らないもの、経験によって逆に価値の高まるような専門性のある仕事を考えなければと思ったことを書きました。

その記事は30代の方を対象としたキャリアアップの内容でしたが、私の場合は60代になって体が弱くなったときのためのものなので、ちょっと趣旨が違います。

とはいえ、最近は定年後に仕事を続けるには50代から準備をしておきましょうという記事を、雑誌やインターネットでよく見かけます。

60代ともなれば、体力も落ちて病気をする確率も増えるでしょうから、体が弱くなっても働ける仕事を考えておくことは意味のあることなんじゃないかと思います。

しかしことはそう簡単ではなくて、私は30代で独立して仕事に試行錯誤してきたのに、50半ばになってもそれを探しています。

ましてや、会社に所属している方がそのような仕事を見つけるのはなかなか難しいと思います。

普通に考えて、ハードな肉体労働ではなくても、立ちっぱなしの仕事や徹夜などが当たり前の締め切りのある仕事は厳しいのではないでしょうか。

年を取ってもできる仕事について考えていました

先日インターネットで自分のキャリアについてのコラムを見つけました。

年を取っても価値の減らないもの、経験によって逆に価値の高まるような専門性のものを選びましょう、という内容です。

私もちょうど同じようなことを考えていたので、とても興味深く読みました。

ただそのコラムは30代の方向けに書かれていて、私の希望していたものとは少し違います。

私はすでに50も半ば。なので老後の仕事についてなんですね。

このようなことを考えたきっかけは、やはり今流行りの「人生100年時代のライフプラン」的な情報の影響があります。

100歳まで生きるよ、でも年金は減るよ、何ていわれたら、一生働かなくてはならないように思ってしまいます。

もう一つのきっかけは、このブログでASK アクティブシニア交流会さんのことを書いているように、私はシニアの方にお会いする機会が多いです。

私の両親や親戚の叔父さん叔母さんも70代、80代ですし。

そういう方や同年代の人が、病気になったり手術をしたりしたあとに会うことがあるんですね。

仕方のないことなのでしょうが、同年代や60代の方よりは70代、80代の方が気力や体力がかなり落ちやすいんじゃないかと感じます。