すごく面白いと思えるジャンルが見つかれば仕事に結び付けるといいと思います

以前、河合隼雄さんの「カウンセリングの実際」(岩波現代文庫)を読んで、あまりに面白かったのですぐ読み終えてしまったという話をしました。

そのときは、他に河合さんのカウンセリングについての本が数冊あるので買ってみようと思ったけれど、人の心のような答えの出ないものは唯識仏教や易経からヒントを貰っているので、あれこれ手を出さずにそれらを学ぶことを続けて行こうと思ったことも書きました。

しかしその日以降、将来やりたいことを整理しているうちに、カウンセリングそのものよりも、カウンセリングの目的というものがやりたいことに関係していることが分かりました。

なのでそれを理解するために、そのとき保留していた河合さんの「〈心理療法〉コレクション」(岩波現代文庫)のなかの「心理療法序説」と「心理療法入門」を注文したんですね。

今日ほんの数ページずつ読んでみたのですが、やっぱりすごく面白い。

この「すごく面白い」と思える本のジャンルがあることは重要で、そのジャンルとやりたいことが一致すれば、やりたいことが上手く行く可能性はそれなりにあるのではないかと思います。

本は面白そうだと思って読み始めても、すごく面白いと思えるものはそれほどありません。

もちろん読もうとする本は興味があるのですから、その時点でだいたいは面白いです。面白くないものに当たる確率は少ない。

しかしすごく面白いと思えるもの、しかもそれが一つのジャンルであることはめったにないので、もしそういうのが見つかったときは、仕事に結び付けるようなことを考えるといいのではないか。

そんなことを思いながら、将来やりたいことを整理していました。