正法眼蔵を学び始めたら一生を費やしてしまいそうなのでやるべき仕事に戻ります

注文していた山田史生著「絶望しそうになったら道元を読め!『正法眼蔵』の「現成公案」だけを熟読する」(光文社)が届いたので、少し目を通してみました。

先日ブログに書いたように、マインドフルネスストレス低減法のジョン・カバット・ジンさんが曹洞宗の開祖、道元さんに影響を受けたと聞いて、岡野守也さんの「道元のコスモロジー―『正法眼蔵』の核心」(大法輪閣)を読んでいます。

道元さんに興味を持っていたところ、正法眼蔵の中でも現成公案という巻が特に重要だと聞いたので、新書なら気軽に読めると思って注文したのです。

がしかし、何だか難しいぞ・・・。

存在論の思索が続き、ハイデガーが引き合いに出されたりしています。

どうしよう・・・。現成公案は人気があるらしく、何冊か解説書も出ています。

この新書の理解を助けるために、別の解説書を読んでみようかと思ったのですが、あまり正法眼蔵にばかり時間を使うのはマズイかなと思い直しました。

今優先すべきは、自分に効果があると思ったものに時間を使うこと。

自分の場合はティク・ナット・ハンさんのマインドフルネスであって、正法眼蔵の解説を読んでいるのは、ジョン・カバット・ジンさんのマインドフルネスは道元さんの影響を受けていると聞いたからです。

それに正法眼蔵に本格的に取り掛かってしまったら、私のキャパでは一生を費やしてしまいそうです。

正法眼蔵にとても興味を感じていますが、山田さんの新書で一旦打ち止めにして、やらなければならないことに戻りたいと思います。