象徴を読み解くことをお仕事にされている方を羨ましく思ってしまいます

昨日から引き続き「象徴」について考えていました。

以前Wikipediaの「象徴」という項目に、ユングや図像解釈学(イコノロジー)が記載されているのを見つけて以来、気になっていたのです。

象徴とは何かといわれると私は上手く説明できないのですが、心理学の分野に限っていえば、「無意識の中のある内容を具体的なイメージとして表現したもの」というような感じでしょうか。よく分かりませんか・・・。

若桑みどりさんの本でイコノロジーのことを知って、絵画をこんなに面白く解釈する学問があったのかと、ちょっと衝撃を受けたんですね。

それに易経を学んでいたこともあって、そういえばどちらも象徴を解釈する過程が面白い、ということに気付いたわけです。

そこに気付くと私が今まで興味を持ったこと、例えばアーサー王や生命の樹、錬金術などで、ある象徴を解釈している解説を読んだり自分なりに読み解いて行くことにワクワクする、ということも分かってきました。

私はそのような解説を読む側なのですが、それらの本を書かれている作家さんや学者さんは面白いだろうなと思います。

しかしいくら面白いだろうと想像してみても、例えば私が若桑みどりさんのような膨大な美術の知識を得てその仕事に就けるかといえば、そんな能力はありませんし、もう年を取りすぎています。

小松和彦さんのような文化人類学や民俗学にしても、その他の分野にしても同じです。

象徴を読み解くことをお仕事にされている方々は、新しい発見にワクワクしながら日々過ごしているんだろうな、と勝手に羨ましがっています。

見るとやるとでは大違いだということは分かっているのですが。