ネットが普及した今、商品券をもらったときの感情が変化していることに驚きました

近しい親戚が敬老の日のお祝いに商品券をもらったのですが、その商品券は繁華街にあるお店のもので、そこに行くにはバスに乗って行く必要があるとのこと。

いただいたことはとてもありがたいのですが、足が悪い人はお店まで行けないだろうな、という話をしていました。

私はシニアの方に接する機会が多くて、七十代は普通に歩ける方が多いように感じますが、八十代も半ばを過ぎると、足元がおぼつかない方が増えてくるように感じます。

坂の多い住宅地に住んでいる八十代の親戚は、今まで叔父さんがクルマを運転して、足の悪い叔母さんの送り迎えをしていたのですが、最近免許証を返納したので不便になったといっています。

昔は今より平均寿命が短くて息子家族が同居する大家族が多かったので、このような問題も少なかったのでしょうが、今は長寿で核家族化も進んでいるので、困っている高齢者の方は多いと思います。

商品券の話に戻りますが、もし私がその商品券を貰ったとしても、繁華街に行くのは打ち合わせのときくらいなので、気軽に利用するというわけにはいきません。

これを書きながらあらためて思ったのですが、今は通販を頻繁に利用していて、買い物をしに街に出かけることはめっきり減りました。

薬でさえ、近所にドラッグストアは何件もあるのに、買うものの半分くらいはネットで注文しています。

そう考えると、私が八十代になって足が悪くなったとしても、生活に必要なものはネットで注文すれば、それほど困らないかもしれません。

昔は商品券や図書券をもらったら嬉しかったのに、これだけネットショップが普及した今、こんな気持ちになるというのは自分でも驚いてしまいました。