易経の指摘通りダラダラと準備することをやめて計画を立て直しました

昨日の続きです。

年をとってからやりたいと思っている仕事があるのですが、七十代後半で体が思うように動かなるかもしれないと思うと、その準備ばかりしている場合じゃないというお話をしました。

実はもう一つ、準備ばかりしている場合じゃないと思ったできごとがありました。

私は易経を覚えるために、毎日「今日はどのような日になるでしょうか」と占って、その解説を読んでいます。

昨日出た卦(か)は「雷地豫」の上爻(こう)。

卦辞は、銭天牛著「すぐに役立つ銭流「易経」」(棋苑図書)によると、「”たのしい”というイミの「豫(よ)」卦。予備の予でもある。何でも準備しているときが一番たのしいとは言えます。」とあります。

上六の爻辞は、河村真光著「易経読本」(光村推古書院)によると、「冷静な判断力を失っているので、手法を改めないと後悔する。」

・・・図星です。

将来の仕事の準備にかこつけて、面白そうな本を買っては読みふけっていました。

昔、アルバイトをしながらある国家資格の受験勉強をしていた知人が、「受験勉強をしているというだけで安心しているんだよね」といっていましたが、その感覚と似ているような気がします。

「易経読本」には、対応する爻の陰陽を反対にして爻辞を読む変爻も併記してあるのですが、その上爻変は「火地晋」。「状況が明らかになると、事態がますます容易でないことが判明する。早く改めること。」とあります。

自分の思っていたことをズバリ当てられたあと、「このままではこうなる」と忠告されると、本当にそうなりそうで怖くなります。

何も考えずにダラダラと準備をすることをやめて、易経の忠告通り考えを改め、計画を立て直しました。

易をやっていると、たまにドキッとすることをいわれて驚くことがあります。