何年か前から、宝彩有菜さんの「始めよう。瞑想」(光文社知恵の森文庫)という本を参考に、ほんの数分間、坐禅の真似事を続けていました。
頭の中でいろいろな考えが浮かんできても、「瞑想が終わってから考えよう」というように、雑念を「棚上げ」することでいい具合に頭を休めることができます。
しかし、本に書かれている体の姿勢や時間などに従わず、自分の都合のいいように簡易的にアレンジしていたため、上達している感覚はありませんでした。これは本の通りにしない私の方が悪いですね。
そんななか、ティク・ナット・ハンさんの「ブッダの〈気づき〉の瞑想」と「ブッダの〈呼吸〉の瞑想」(共に野草社)という本に書いてある瞑想をやってみると、これが何ともいい感じに心が落ち着きます。
「息を吸いながら○○、息を吐きながら○○」などと唱えながら、呼吸の瞑想をするだけなのですが。
そんなことがあって以来、ティク・ナット・ハンさんの瞑想を毎日少しずつ続けています。
何でこんなことを書いているかというと、仕事をするにしろブログなどで情報を発信するにしろ、自分で実感したことじゃないと説得力がないということ。
たまにブログに、年をとってからできる仕事のことを書いていますが、できそうな仕事の候補はけっこうあるんですよね。
そんな候補の中でも、自分が経験したことがあり、うまくできることを選んだ方がいいということ。
ティク・ナット・ハンさんの瞑想のように、うまくいくことを実感できたなら、上達もするでしょうし、上達したことが分かるとさらにモチベーションが上がります。
私は今まで仕事の候補の中から、そのように実感できていない仕事を選んで、何度も失敗してきました。
以上のことは備忘録にでも書き留めておいて、忘れないようにしたいです。