仏教や心理学により親しむようになったのは体を壊したことがきっかけでした

以前、独立してから休みも取らずに働き続けていたら、体に変調をきたしたお話をしましたが、そのことをきっかけに、今までの生活を見直すようになりました。

私が子供の頃は、テレビのアニメやドラマはスコ根ものが大流行で、とにかく根性を入れて事に当たれば何ごとも達成できる、というような風潮がありました。

今思い出せるものでも、「巨人の星」、「アタックNo.1」、「柔道一直線」、「飛び出せ!青春」、等々。

中学校で部活動をしていたのですが、夏でも水分補給禁止。腹筋、腕立て、うさぎ跳びなどは定番メニューでした。

高校になると、その反動で帰宅部になったのですが、社会人になってもその意識が抜けきれてなかったのだと思います。

物心付いたときにあのアニメやドラマですから。

まずは、心の平安を取り戻そうとして、五木寛之さんの親鸞や蓮如について書かれた本や、ひろさちやさんの仏教をやさしく解説されている本などを読みました。

それと平行して、心を軽視して働くことの危険性を痛感したので、心理学についての本もよく読みました。

心が楽しいと思えることも、バランスよく生活に取り入れなければ、どこかに歪が生じてくることも分かりました。

私の年代はスーパーカー世代の最初だと思うのですが、元々クルマ好きでしたので、自動車雑誌の講読を始めましたし、30代にして中型バイク、大型バイクの免許を取りました。

体を壊したことをきっかけに、心身に負担をかけるようなことはできるだけ止めようとしてきたつもりですが、ソフトの企画、開発だけは辞めずに続けていますので、仕事自体は好きなことだったのだと思います。