幸福になる方法の一つは解釈を変えること、というのはその通りだと思います

「ハーバードの人生を変える授業」(だいわ文庫)をはじめ、ネットでもたまに見かけますが、ものごとに対する自分の解釈を変えることが、幸福になる方法の一つ、という趣旨の記事があります。

私が体を壊して以降、本などを通して学ぼうとしてきたのは、そのことだったように思います。

体を壊してしまったのは、狭いものの見方しかできなかったことが原因の一つだと思うのです。

読書の効能と言われものの一つに、幅広いものの見方が身に付くことがありますが、確かに本を読んでいると、自分の片寄ったものの見方を反省する機会が多いです。

心理学関連で言えば、河合隼雄さんの本などは、ユングの心理学を通して、私たちの知っている昔話やよくある夢などの、その意味するところを教えてくれます。

例えば、男性の心の中には女性像の元型(アニマ)が、女性の心の中には男性像の元型(アニムス)が、それぞれ存在し、その働きによって起こるいろいろな物語や現象が紹介されています。

会話などでよく使うコンプレックスや、マーケティングの本に出てくるペルソナ(仮面)は、フロイトやユングの深層心理学の言葉だったんですね。

深層心理学は、自分の解釈を変えることに繋がる事例の宝庫のように感じます。

私の深層心理に対する興味は、心理学以外にもさまざまな分野に広がって、今に至っています。