MicrosoftやAmazonなどの巨大なIT企業は、手がけていることの範囲が広すぎて、新製品や新サービスが発表されても、将来何に影響するのか想像することさえ難しくなっています。
私が最初にITに触れたときのことを思い出してみると、MSXパソコンで作曲やシンセサイザーの音色編集をやったり、PC-9801でワープロや表計算ソフトをやっているだけで満足していました。
サーバーやネットワークのようなものもなく、やっていることが小さく独立しているイメージでした。
そのうちに、OSがWindowsになってDelphiのようなソフト開発環境が充実してきたり、インターネットが普及してJAVAやRuby on RailsのようなWEBアプリの開発環境が充実してきて、個人でもアプリやサービスが作り出せる時代になって行きました。
自分では大したものは作れないと分かっているのですが、ついどういうものか触ってみたくなります。
私は何かを作るのが好きで、新しいことに「参加できるのがうれしい」と思ってしまうんですね。
しかし参加している実感を得るためには、環境を整えてHello World!を表示させるようなところまでを、やってみないと分かりません。
今は仕事も忙しいので、そんなことまではやりませんが。
書いていて思ったのですが、よく読書が好きになるためには、興味を持ったことがあれば、それに関連する本を興味の赴くままに手に取ってみるといい、というようなことを聞きます。
それと似ているのではないでしょうか。・・・ちょっと違うかな。
どちらにしろ、新しいIT技術が発表されるたびに追いかけていたら、自分がなにをやっているのか迷子になりそうです。
定期的に、自分の立ち位置を見つめなおさないといけないですね。