昨年から「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」(東洋経済新報社)という本が売れているようで、今でも書店でよく見かけます。
時を同じくして、AIもどんどん身近になってきましたし、仮想通貨の話題も盛り上がっているようです。
以前より第四次産業革命などといわれても、今ひとつ実感がわかなかったのですが、ここに来て身の回りのものや価値観が、徐々に新しいものに置き換わっているように感じています。
これだけ新しいものが浸透し、寿命も伸びて行けば、ほとんどの人が否応なしに、自分の立ち位置を考えざるを得なくなっているように思います。
その度合いは人によって違うのは当たり前でしょうが、私のように、パニック障害などの心の問題をかつて抱えていた方や、今抱えている方は、そんなときちょっと困った感覚を持つのではないかと思うのです。
つまり、自分に自信がある人とか、自分を好きな人(自己肯定というのでしょうか)は、時代がどんなに変化しようが、今までどおり生きていればいいというような余裕を、心のどこかに持っているんじゃないか。
そう考えるたびに、私の場合はですが、自分の立ち位置を考える前に、まず最初に性格を変えるとか、自分を好きになるとか、そういう努力が必要じゃないのか、と思ってしまうのです。
性格を変える方法とか、自分を好きになる方法とか、そういう本やブログはいたるところに溢れています。
いかにそれが難しいかということだと思います。
考えてみると、生活にしろ性格にしろ、今の自分の状態は自分が選んだ結果であって、少なくとも自分にとって嫌な状態を、程度の差はあれ避けた結果であるはずです。
であれば、意思の力でそれを変えるのは難しいのではないでしょうか。