親しみやすさを保ったまま進化して行くことも考えなければなりません

パソコンであれば、メモリが不足していたりCPUパワーが足りなくてモッサリした動きになっても、新しいOSは自己責任のもとインストールできる場合が多いです。

以前ブログで、ご近所の方がWindows 7パソコンをWindows 10にアップグレードしたら、Excelの重いファイルを作業中に、たまに停止してしまうようになったことを書きましたが、これもそのパターンですよね。

そういう意味では、昨日お話したiOSやAndroidのタブレットは、OSが新しくなると古いハードには対応しなくなるので、このご近所さんのような問題は起きないのでしょう。

一方で、Nexus 7のようにサクサク快適に動作していても、あと何年かするとOSが3世代も4世代も旧くなって、日頃使っているアプリも新しいバージョンは対応しなくなるかもしれません。

タブレットはこのような割り切った設計だから、パソコンに慣れていない方でも使いやすいということでしょうし、値段も安いですから、これはこれでいいのだと思います。

しかしそうなると、昨日ネットで見かけた記事のように、iPadはiOS11でパソコンのように進化する・・・というのはあまり好ましくない方もいるのではないでしょうか。

企業は、買ってもらうために魅力的な新製品を出し続けなければならないわけで、そのためには、「今までできなかったこんなことができますよ、便利でしょう?」と機能を増やす方向に行かざるを得ないのだと思います。

これからどんどん高齢者は増えて行くので、それにはついて行けない人の割合も増えて行きます。

じゃあ企業はどう対応していくのかという課題は、大企業ばかりでなく、私のようなアプリを作っている人間も考えて行かなければならないと思っています。