昨日はサザエさんを見始めた頃の思い出をお話しました。
放送が始まって何十年も経つうちに、サザエさん症候群という、日曜の夕方に明日から始まる学校や会社を思い出して憂鬱になる症状の名称などもできました。
「症候群」とは医学用語のようですが、テレビ番組名に医学用語をくっ付けて呼ばれるほどに、安定感のある番組ということなのでしょう。
どんなに人気のある番組でも、ずっと打ち切られないで続くなんて考えられないと思います。
サザエさんは、いつかは打ち切られるという不安も感じられないので、このような症状の名称に使われたのではないでしょうか。
何といっても安心感があるのはあのストーリーですよね。誰にでもありそうな日常が描かれています。
長寿番組といえば、「笑っていいとも!」や「笑点」などもそうでしょうが、サザエさんはアニメなので出演者は年を取りません。
終わって欲しくないテレビ番組のアンケートではいつも上位に来るようですし、もし終了するようなことがあるとすれば、今回のようにスポンサーが付かなくなることくらいですかね。
テレビ番組が終了しても、サザエさんのスタートが地方新聞の4コマ漫画であったように、何かの媒体で連載が続いて行くように思います。
とにかく現代においてトレンドでもなくブレイクもしていないけれど、多くの人にとって物心付いたときから存在していて、もはやなくなっては困るものといえそうです。
食べ物でいえば梅干や海苔、飲み物でいえばコカ・コーラ、音楽でいえば・・・(ぜんぶ間違っていそうなので止めます)。
自社ソフトもそのような存在のもの作り出すことができれば、こんなにうれしいことはないのですが。