情熱を持って取り組んでいる人たちのことを思い出していました

昨日はバイクのツーリングクラブに入っていたときのことを書きました。

30代の初めに体を壊して、数年後に回復はしつつあるけど仕事もプライベートも迷っていた時期に、違う世界を経験してみようと参加したのです。

その他に、先生に就いてゴルフを習ったりもしましたが、数年続いたのはツーリングでした。

しかし今にして思えば、バイクやツーリングにかける情熱は、コアのメンバーほどにはありませんでした。

そんなことを思い出したのは、まったくジャンルが違うのですが、カラヤンの生誕110年を記念して、1975~7年にベルリンフィルと録音したベートーベン交響曲全集が発売されると聞いたからです。

なんでもSA-CDシングルレイヤーという、とても音のいい規格だとか。

録音当時私は中学生で、クラシック音楽の知識がなかったものですから、LPを買うときは雑誌を参考にするのですが、おススメ版としてカラヤンばかり紹介されていた記憶があります。

当時はカラヤンの全盛期でとても人気がありました。

知人に古典からロマン派にかけてのクラシック音楽好きが数人いて、二十歳くらいのときから知っていますが、30年以上経った今でも変わらず好きなようです。

私は中学生から大学、社会人になっても、ほんとうに音楽をよく聴いていたと思いますが、彼らの情熱には敵いません。

これを機にこの全集を買って、聴き込んだりするのかもしれません。

気が付くと、人生とっくに半分以上が過ぎてしまいました。

ツーリングや音楽鑑賞のように何かに情熱を持っている人に比べて、私はこれからどんなことに多くの時間を費やして行くのか、ちょっと考えてしまいました。