平均寿命が伸びたのは暇な時間をなくすIT機器の普及も原因の一つのように思います

昨日は下校中に歩き携帯ゲームをしている小学生たちを見て、私が小学生だった頃のような「暇をもてあます」ということを知らないで過ごした子供たちが、大人になったときのことを考えてしまいました。

私は成人してからパソコンを手に入れたのですが、使い方が分からないなりに結構長い時間いじっていたので、好きな人にとってはいくらでも時間をつぶせる機械だと思います。

しかし、もしパソコンを手に入れなかったとしても、就職したら学生時代のような暇な時間はなかったと思います。

私の親はスマートフォンを持つことはなかった世代ですので、暇な時間はテレビを見るとか、やることは決まってしまうようです。

そう思ったのは、ASK アクティブシニア交流会の70代の方々が、少し時間が空くとスマホやiPadなどをチェックされるのを見かけたからなんですね。

このような光景を見て、IT機器というのは、子供もシニアも関係なく暇な時間を生み出さない機械なんだな、と感じました。

パソコンやインターネット、携帯ゲーム機などがなかった時代は、就職してから結婚、子育て、定年退職までの期間はとても忙しいと思うのですが、就職するまでの20年間や退職してからの20年間に暇な時間が多いのは、普通のことだったんだと思います。

人生100年時代がやってくるといわれていますが、これだけ平均寿命が伸びたのは、暇な時間をなくすIT機器の普及も原因の一つなんじゃないかと思うのは考えすぎでしょうか。