AIと心と運命の専門家がいらっしゃらないか気に留めつつ自分なりに考えてみます

一昨日からAI、心、運命の三つを一つのテーマとして考えているということを書いてきました。

ここでも「心」は仏教の深層心理学といわれている唯識、「運命」は人間の生き方の書ともいわれる易経のことです。

心と運命がテーマなどというとちょっと偉そうですが、そんなに高級な内容ではなく、遠い将来人間と全く同じAIが誕生するとすれば、そのAIは人間と同じように唯識や易経を拠り所とすることができるのかという、私にとってはとてもシンプルな問いなのです。

唯識は「心所(しんじょ)」といって、心の働きを五十一種類に分けて詳細に分析していますし、易経は64種類のシチュエーションにおける人間関係と、その一種類一種類の中に六つの物語、つまり64×6=384の物語があります。

  • 易経ではこの64を64卦(か)、384を384爻(こう)といいます。

21世紀の現代でさえ人の心や運命を読み解くことに四苦八苦しているのに、AIの心や運命は唯識や易経で読み解けるのか。

それ以前にAIはどこかの時点で唯識や易経を学習することもあるでしょうから、そうなったときにどう解釈し、どのように自分の中に取り込んで行くのか。

このようなことを研究されている学者の方がいらっしゃれば、ぜひ見解をお聞きしたいのですが、どこかにいらっしゃるのでしょうか。今後も気に留めていたいと思います。

そのようなわけで、今のところは自分なりに少しずつ考えてみようと思っています。