「ミュースケ」開発の目的の一つは音関連ソフトの受託でした

弊社には、Windows用楽譜作成ソフト「Score Magazine」という商品があります。

「ミュースケ」を開発した目的の一つは、この「Score Magazine」の販売促進にありました。

発売はWindows 98の頃ですから、かなり年数が経っていますが、地道にバージョンアップを繰り返してWindows 10にも対応していますし、今でも初心者から中級者の方に取っては使いやすいソフトだと思っています。

「ミュースケ」を開発したもう一つの目的は、自社に新しい技術を取り入れておきたいということでした。

私は学生のときから楽譜作成ソフトを使っていましたが、会社員のときは開発に携わっていましたので、かれこれ三十数年間、楽譜作成ソフトに関わっていることになります。

その間に、以前にも少し触れましたが、ソフトを走らせるOS(とハード)は、MSX、Mac、NECパソコン、富士通パソコン・・・など、音を鳴らす音源は、FM音源、GS音源、ソフトウェアMIDI音源・・・など、いろいろと経験しました。

今ソフトを作ることになれば、iOS、Android、HTML5・・・などを視野に入れなければなりません。

プログラマーの開発環境も変わりました。

私が会社員の最初の頃、プログラマーはBasic言語を使っていましたが、程なくCなどのコンパイラ言語に変わりました。

その時代が長く続いたのですが、「ミュースケ」になるとHTML5で動作しますのでJavaScriptです。

プログラマーも、型の宣言とかエラー処理とか、最初はあまりにも勝手が違うので、とても戸惑っていたようです。

さらにもう一つ、「ミュースケ」を開発した目的があって、それは音関連の受託開発につなげたいということでした。