ミュースケ

営業などでミュースケに反応がない話・・・技術の方にはウケはいいです

例えば、弊社ソフトScore Magazineの説明をするときは、楽譜作成ソフトというのをご存じですか?という問いから始めます。

ソフトを起動したら五線が表示されるので、マウスで音符を貼り付けて行って楽譜を作成します、と続けます。

同じ楽譜作成ソフトのミュースケの説明をするときは、それに加えて、WEBブラウザで動作するので、Windowsじゃなくても使えるんですよ、という説明が加わります。

ほとんどの方にはそこまでで終わりですが、中には楽譜作成ソフトをご存じの方がいて、そういう方には、作成した楽譜をブログなどに貼り付けることができるという、ミュースケの売りまで、何とか理解していただきます。

以前、展示会でご一緒した技術系の方からその機能について、「面白いですね。実体はどこにあるんですか」という突っ込んだ質問をしていただいたこともあります。

あるベンチャーの社長とお話ししているとき、とても熱心に聞いていただけるので、各ブログの形式に合わせて、貼り付ける楽譜データをエクスポートするまでを実演したことがありました。

「ミュースケ」も少しずつ知られてきたので目的が叶うことを願っています

今まで弊社は、PlayStationや任天堂DS用にソフトウェア音源を開発したりと、けっこう受託開発をしてきたのですが、依頼元は、知り合いの会社やそのまた知り合いなどで、ホームページなどから新規の依頼は入ってきません。

音関連の開発といえばとても狭い世界で、それほど多くの仕事があるものではないでしょうし、もしあったとしても、弊社のような小さな会社は存在自体を気付いてもらえないと思います。

そのような想いもあって、「ミュースケ」が知られることになれば、少しは開発会社の一つとして目に留まるようになるのではないかと期待したのですが、残念ながらこの目的は叶っていません。

以前お話しましたように、従来の楽譜作成ソフトとして見ると、「使えない」とか「よく分からない」と思われていて、実際に使うところまで至っていないのではないでしょうか。

とはいうものの、この一年くらいで、WEB上に、「Web楽譜(Muske) https://・・・」という「ミュースケ」のデータリンクを見かけるようになりました。

このデータリンクは、前回書きましたように、「ミュースケ」で作成した楽譜をURL形式で保存したものです。

リンクをクリックすると、楽譜を読み込んで「ミュースケ」が起動します。

「ミュースケ」開発の目的の一つは音関連ソフトの受託でした

弊社には、Windows用楽譜作成ソフト「Score Magazine」という商品があります。

「ミュースケ」を開発した目的の一つは、この「Score Magazine」の販売促進にありました。

発売はWindows 98の頃ですから、かなり年数が経っていますが、地道にバージョンアップを繰り返してWindows 10にも対応していますし、今でも初心者から中級者の方に取っては使いやすいソフトだと思っています。

「ミュースケ」を開発したもう一つの目的は、自社に新しい技術を取り入れておきたいということでした。

私は学生のときから楽譜作成ソフトを使っていましたが、会社員のときは開発に携わっていましたので、かれこれ三十数年間、楽譜作成ソフトに関わっていることになります。

その間に、以前にも少し触れましたが、ソフトを走らせるOS(とハード)は、MSX、Mac、NECパソコン、富士通パソコン・・・など、音を鳴らす音源は、FM音源、GS音源、ソフトウェアMIDI音源・・・など、いろいろと経験しました。

今ソフトを作ることになれば、iOS、Android、HTML5・・・などを視野に入れなければなりません。

「ミュースケ」は楽譜をブログに貼り付けたりメールで送ったりできます

「ミュースケ」は、データをクラウドに保存するWEBアプリですので、応用範囲は広いです。

作成した楽譜は、ブログやホームページの中に直接埋め込んだような効果を表現することができます。

これはWordPressに表示しています。
http://mappli.com/

演奏できる楽譜を、自分のブログやホームページに貼り付けることができるので、音楽系のWEBサイトに使える場面もあるのではないでしょうか。

この機能を利用して作ったリズムパターン集は、とても多くのアクセスを集めています。
http://mappli.com/musicbook/category/rhythm-pattern/

WEBコードブックのような使い方も、「ミュースケ」の特徴を活かせていると思います。
http://mappli.com/chordlist/index/

「ミュースケ」はちょっと楽譜を書いて演奏してみるような使い方が便利です

「ミュースケ」を使うには、http://mappli.net/muske/にアクセスします。

五線が表示されたページが表示されますので、そこに音符を入力して楽譜を作成して行きます。

楽譜といっても、3トラック(三段譜)5小節のシンプルなものですので、それだけを見たら、従来の楽譜作成ソフトを使っていた方にとっては「使えない」と思われるかもしれません。

Windowsで使うにはWeb Audio APIに対応したChromeブラウザかFirefoxブラウザを使う必要があり、Internet Explorerでは動作しないのも「使えない」と思われる理由の一つだと思います。

「ミュースケ」はWEBアプリですので、手軽に使えるというのが特徴です。

簡単な楽譜を書いて音を確かめたいとき、例えば、ちょっとしたメロディーを思い付いたり、ハーモニーを確認したいときなどに向いていると思います。

演奏する際の楽器は、GM音源を使っていますので、128種類の楽器音とドラムセットから選ぶことができます。

同じ楽譜でも、楽器を変えて演奏してみるだけで楽しめるのではないでしょうか。

展示会では「ミュースケ」もご紹介させていただきます

昨年のメディアドライブ様の展示会には、「ミュースケ」をメインに参加させていただきました。

今日は、その「ミュースケ」を簡単にご紹介させていただこうと思います。

「ミュースケ」はWEBブラウザ上で動作する楽譜作成ソフトです。

弊社の「Score Magazine」もそうですが、一般的に楽譜作成ソフトとは、パソコンにインストールして使うものでした。

今ではスマートフォンが普及していますので、スマートフォン用の楽譜作成アプリも存在します。

楽譜作成ソフト(アプリ)を起動すると、五線が表示され、その五線に音符を入力して楽譜を作成して行きます。

作成した楽譜は、紙の楽譜とは違い、演奏したり印刷したりすることができます。

演奏するためには、楽器の音を発音させる必要がありますが、その仕組みは、Windows、iPhone、Androidとそれぞれ違うんですね。

楽譜作成ソフトなど、音楽関連ソフトの開発者は、それぞれの仕様ごとに対応させる必要があります。

それが結構大変な作業なんですね。