今日Amazonを見ていたら、三宅陽一郎さんという方の「人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇」(ビー・エヌ・エヌ新社)という本を見つけました。
目次には「第零夜 概観」−「4 阿頼耶識と人工知能」、「第一夜 荘子と人工知能の解体」、「第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能」というタイトルが並んでいます。
これはすごい。
私は以前、AIが将来人間と同じように心や寿命を持ったときに、人間と同じように唯識や易経を拠り所にすることになるのだろうか、ということを書きました。
そのときは、このようなことを研究されている方を見つけられなかったので、今後も気に留めていたいとも。
莊子や井筒俊彦さんのことも何度かブログに書いたように、とても興味を持っています。
そんな中、この本です。
著者の三宅さんのプロフィールを拝見すると、株式会社スクウェア・エニックス リードAIリサーチャーや日本デジタルゲーム学会理事など、いくつもの肩書をお持ちです。
阿頼耶識に関連していえば、「人工知能のための哲学塾・東洋篇 第零夜 開催レポート」という記事に、従来ゲームAIで行われている「世界の記号化」というアプローチとは異なるモデルとして、唯識をどのように取り入れようとしているかが解説されています。
やっぱりすごい。これが実現すればゲームがとてつもなく進化しそうです。
ただ先に書いたように、私が知りたかったのはフィクションなんですよね。この方のやられている仕事は私とは次元が違いすぎます。
私の興味あることについて研究している方がいらっしゃるのが分かったので、私は私で自分のやりたいことをもう少しはっきりさせてみようと思いました。