パソコンは本来とてもパワーのある製品だということを改めて感じました

今日散髪に行ってお店の人と話していたら、私がIT関連の仕事をしているということを聞いて、その方が昔知人からパソコンを買わされたときの話をされました。

Windows 95が発売される前だったのでMS-DOSというコマンドを打って操作していたとか、コマンドを打ち間違えると動かないのでイライラしたとか、ニフティサーブを使っていたとか、当時のパソコンは50万円くらいしたとか。

それ以上詳しいことは聞かなかったのですが、その方はもうすぐ還暦を迎えるということでしたので、三十歳くらいのときに購入されたんだと思います。

もし今と同じ床屋さんをやっていらっしゃったのならば、ロータス1-2-3でお店の経理をするためなのか、一太郎でお店に貼る印刷物とか広告関連のものを作るのが目的だったのかもしれません。

私が今まで作業環境の話をしてきたのは、同じIT業界かデザイナー関係の人たちばかりだったので、全く違う業界の人がMS-DOS時代に自分でパソコンを買ったという話を聞いて新鮮な感じがしました。

会社員であれば、会社がパソコンを導入したので仕方なく使っていたというシニアの方は多いと思います。

私が一時期システム部で働いていた食品会社の五十代の社員の方は、パソコンが苦手なので業務報告などを経理の女性の方に入力してもらっていましたし、親戚の叔父さんは退職の前後に会社にパソコンが導入されたけど、何とか使わずに退職できてホッとしたと今でも話しています。

でもこれはWindowsの時代の話です。

先程の床屋さんは、コマンドを打つのが大変だったとおっしゃっていたので、やっぱり苦手だったんだと思います。

今やパソコンは結構使いやすくなってとても安く買える商品になったので忘れていますが、30年前はとても使いにくくて高価な商品だったわけです。

それでも手に入れた方がいい、と判断されるくらい本来はパワーのある製品なんだろうなと思います。