今日近所のスーパーで夕食を買って自転車置き場に戻ったら、他の自転車がビッチリと横に停まっていました。
買い物した袋を自転車のカゴに入れることができません。
たまたま近くのディスカウントストアで買った、かさばる荷物を肩にかけていたので、手の自由もききません。
「ひゃ〜、もう少し考えて停めてくれれば・・・」とつぶやいた途端、背中の方から「スミマセンね」の声が。
振り返ると人のよさそうなお婆ちゃんが笑って立っています。
自転車の持ち主だったんですね。
ただ苦笑いするしかありませんでした。
しばらくして、似たような状況があったことを思い出しました。
ずいぶん昔、街でバイク置き場になっていたある広場に、私もバイクを停めて用事を済ませて戻ってきたときのこと。
数歩前を歩いていたカップルの会話が耳に入りました。
どうも私のバイクが男性の方が前から欲しかった車種のようで、それが広場に停まっているという話をしています。
女性も「欲しい?欲しい?」とからかっています。
話の内容に気が付いたときには、もうバイクは目の前。
お互い気まずい雰囲気で、そそくさとバイクに跨って帰って行きました。
考えてみれば先程のスーパーの件は、夕方の混んでいる時間帯。お婆ちゃんは、余裕のある間隔で自転車を停められなかったに違いありません。
私も荷物がスーパーの買い物袋だけで片手が自由だったら、何てことなく自転車を移動させていたはずです。
どちらも悪くないのに気まずいというのは、こういうときに起きるんだなと、妙なことに気付いてしまいました。