私が子供の頃、タバコは大人の安価で身近な嗜好品だったと思います

明日の打ち合わせの資料をプリントアウトしにコンビニに行って、終わったので自転車に乗って帰ろうとしたら、タバコを吸っていた80代と思しきお年寄りが「やめようと思ったんだけどやめられなかったよ。」と私にタバコの箱を見せてきました。

急に話しかけられたので、「タバコは高いですからね・・・」なんてトンチンカンな返事をしてしまいました。

こんな返事をしてしまったのは、日頃からタバコって高いなと感じていたからなんですね。

たまに見かけるのですが、スーパーのレジに並んでいるときに、前の人がお店の人に煙草の銘柄を伝えて購入しています。

そんなときにタバコの値段を確認するんですが、セブンスターなんて500円もするんですよね。

私はタバコを吸いませんが、さすがに高いと思います。

私が子供の頃は、タバコを吸っている大人たちはたくさんいました。

親は確かハイライトだったと記憶していますし、よく遊びに行っていた近所のおじさんの家には、丸い缶に入ったピースがありました。

当時はタバコも安かったと思います。

なぜこんな話をしているかといえば、小学生のとき同じクラスの女の子が、父親のお使いでエコーを買っていたのを同級生に見られて、からかわれていたのが忘れられないからです。

確か一箱50円だったかな。タバコって安いんだなぁと思ったものでした。

私はタバコは吸いませんがお酒は飲みます。

同じ嗜好品なのに、お酒に比べて税金のかかり方が急だなと思いますし、私とは逆に、お酒は飲まないけれどタバコを吸う人に取っては厳しい時代だなとも思います。

私の親はずいぶん前にタバコをやめましたが、先ほどの私の親と同年代に見えるお年寄りは吸い続けてきたのでしょう。

昭和四十年代、タバコが安かった時代に、こんな時代が来るなんて夢にも思わなかったでしょうね。