最近深夜に、やることも終わって寝る用意を始める前に、動画サイトで昔の映像を見ることがあります。
そのなかに1970年代、私が小学生の頃のものがあったりします。
今までに見ていて驚いたことがいくつかありました。
ひとつはテレビ番組「時間ですよ」に出演していた堺正章さん、天地真理さん、浅田美代子さんが、挿入歌の「赤い風船」を歌っているシーンです。
まず天地真理さん。1980年代に「オレたちひょうきん族」に出演されてましたよね。
ひょうきん族を見ながら、「昔は国民的美少女アイドルだったはず」と思っていても、コントをする映像が強烈で、面白い女芸人さん的なイメージに固定されていました。
ところが「時間ですよ」の天地真理さんは可憐で美しい。歌も上手い。
やっぱり当時大人気だった理由が分かります。
それに浅田美代子さん。何年か前に「さんまのスーパーからくりTV」に出演されていました。
この頃よく、音程を外して歌う「赤い風船」のモノマネをしている人がいたんですよね。
ところが「時間ですよ」の浅田美代子さんは、歌がちゃんとしている。
音程を外してなんかいません。
歌が上手いといえば、札幌オリンピックのテーマソング「虹と雪のバラード」を歌ったトワ・エ・モワの白鳥英美子さん。「時間ですよ」が放送されていた頃の歌です。
子供ながらにいい曲だなと思っていたので、しばらく前からこの曲を検索して、よく聴くようになりました。
聴くたびに歌の上手さに鳥肌が立ちそうになります。当時はただボーっと聴いていただけでした。
こういう体験をするたびに、子供の頃の記憶なんていい加減だなぁと思います。
例を挙げたものは、映像と音声が残っているので今になって記憶を訂正できるのですが、そういうものが残っていない記憶なんて、間違ったまま訂正されずに一生が終わるのでしょう。
記憶は都合のいいように書き換えられるなんて聞きますが、本当にその通りだなと思います。