夕食のときテレビをつけたら、TBS系列の「この差って何ですか?」という番組で、100歳以上の方がよく食べている食材を紹介していました。
へぇ~と思ったのは、ちょうど100歳になられる方が大正生まれだということ。ということは元号が変わると大正、昭和、平成、次の元号、と四つの元号を生きることになります。
ネットで調べてみると、明治生まれの方もかなりいらっしゃるんですよね。その方たちは、次の元号で五つの元号を生きることになります。
「大正ロマン」とか「昭和は戦争の世紀」なんて聞くことがありますので、複数の元号を生きた方は、自分の人生を特色のあるフレーズの区切りとともに振り返ることができるんですよね。
平成についてはまだそんなに特色のあるフレーズは聞きませんので、私の場合は昭和だけです。
物心付いたときは高度経済成長時代で、その後バブルの崩壊も経験しました。なので私には「昭和は戦争の世紀」といわれてもピンときません。
よく若い人たちが、古臭いイメージを「昭和だ!」なんて表現するときがありますよね。
少なくとも若い人たちにとって「昭和」とは、一括りでそのようなイメージなのでしょう。
ただそのような表現は、平成も20年くらい経ってから聞くようになった気がします。
そういう意味では、元号が変わっても、平成に対して多くの人に共通するイメージが出来上がるのは、まだまだ先のような気がします。