人と違うところを自分で認識できれば社会の中で生きやすくなると思っています

ハフポスト日本版というWebサイトに「71年間、痛みも不安も感じずに生きてきた女性。その謎が解明される」という記事がありました。

その女性は怪我などをしても痛みを感じず、不安という感情もほとんど感じない特異体質だとか。

66歳のとき手術を受けたのですが、そのとき痛みを感じないことに医師たちが驚いたのをきっかけに、彼女が特殊な遺伝子を持っていることが確認されたとのこと。

そして彼女がその特異体質に気付いたのは、手術のきっかけとなった、お尻の関節がかなり悪化してうまく歩けなくなった65歳のとき。

彼女はBBCに次のように語ったそう。

「誰かに指摘されるまで、それが普通だと思うものです。私はいつも幸せな性格でした。それがほかの人と違うと思っていませんでした」

この方の場合はあまりに特殊な例なので驚いてしまいましたが、確かに指摘されなければ、人と違っていても気付かないことはいくらでもあると思います。

小学生の頃でさえ、自分のことは分からないけれど、人のことはハッキリと分かりましたよね。

例えば、小さな子供が好きな同級生には子供がすぐに懐いていましたし、やたらと異性にモテる同級生もいました。こういうのは少し大人になれば、自分でも気付くようになるんじゃないでしょうか。

一方で、社会人になっても、ちょっと分かりにくい違いというのもあると思います。

例えば、仕事でアルバイトの人たちに指示を出すことがあったのですが、気の利く子だとこちらが頼んだ以上のことをやってくれますし、逆にアルバイトの子にどうしても要領よく指示を出せない同僚もいました。こういうのは本人もあまり気付いていないかもしれません。

なんだか偉そうに書いてしまいましたが、なぜこんなことを書いているかといえば、自分でも気付いていないことはたくさんあると思っているからです。

日頃から人と違うところを自分で認識できれば、社会の中でより生きやすくなると思っているのです。