今日ドラッグストアで買い物をしてレジに並んでいたときのことです。
三歳くらいの男の子が、私の前に並んでいたお母さんに近寄ってきて、かわいい声で「お金をちょうだい。お金をちょうだい。」と何度も繰り返します。
たぶんガシャポンをやりたかったのか、お菓子を買いたかったのかだと思いますが、あまりの屈託のなさに笑ってしまいました。
この子の周りにいる大人の誰かが、日頃からこのような言葉を使っているのかもしれません。
昨日は病院で、こちらも三歳くらいの子を連れ赤ちゃんを抱えたお母さんがいたのですが、来院していたおじいちゃんおばあちゃんが笑いながらその姿を眺めていました。
私の家の近くには複数の幼稚園、小学校、中学校がありますが、かわいいと思うのは小学生までですね。
自分のことを思い起こせば、例えば自転車に乗っていてズッコケたとき、近くにいたお姉さんが寄ってきて「大丈夫?」と気遣ってくれたのは小学校までですから、中学生くらいになると大人扱いされるのでしょう。
成人になれば、まだ二十代ならシニアの方は若者として接してくれますが、四十代、五十代になるとそんなこともなくなります。
そんななか不思議だなぁと思うのは、親戚の叔母さんが今でも子供の頃と同じ「○○ちゃん」と呼んでくれること。
それに、大学を出てから就職した会社の元OLさんは「○○君」と呼んでくれますね。
そういう呼び方をされると何だか嬉しくなってしまいます。
誰でも同じですが、自分にもかわいかった子供の頃や、社会に出たての初々しかった頃があったんだ、と思い出せるからなのかもしれません。