家族のように何年も一緒にいる人間関係は貴重なデータベースのように感じています

どんな家族にも、夫婦や兄弟や親子の間で口論になったり意見がかみ合わなかったりすることはあると思います。あるいは妙に意気投合することが多かったり取り入るのがうまかったり。

例えば夫婦間でよくそのようなことが起きるならば、子供はそれを見る機会は多いですよね。

私の親の世代は兄弟が多いので、何番目の兄弟は親にとても可愛がられていた、というような話も聞きます。

このような第三者の視点って、家族であれば一緒にいる時間が長いので、とても貴重な社会勉強になっているんじゃないかと思います。

何度も口論になるところを観察していれば、口論の原因をパターン化できて行くでしょうから、もし自分が当事者になったときに回避できる方法も思い付きそうです。

そういうのって多分、仕事の役に立っていますよね。

今になって思えば、私も会社でゲームのディレクションをやっていたとき、家庭で長年蓄積してきた問題をパターン化する方法を活用していたと思います。

もし内向的で人と話すのが苦手な人がいて、あるとき愛想よくコミュニケーションを取らなければならない状況に遭遇したとしても、その人にいつも人と愛想よくコミュニケーションを取っている兄弟がいたならば、その兄弟を真似て何とかその場を切り抜けることもできるんじゃないでしょうか。

そのくらい家族のように何年も一緒にいる人間関係って、社会で生きて行く上での貴重なデータベースみたいに感じているのです。