ハイレゾにしろLPにしろ各音楽媒体が一つの音楽ジャンルのような気がしています

インターネットを見ていたら、ウォークマンがさらにゴツくなったような音楽プレーヤーが目に止まりました。

何でも高性能なDACを搭載したDAPなのだとか。20万円くらいします。

DAC?DAP?・・・というわけで調べてみると、DACはD/AコンバーターでDAPはデジタルオーディオプレーヤーとのこと。なるほど。

ハイレゾ対応DAPというジャンルのオーディオ家電のようで、今流行っているようですね。

でもこういう機器の性能を活かすには、ハイレゾの音楽を購入する必要があるんですよね。

映画好きの人が、好きな映画をVHSテープで持っていたら、レーザーディスクが発売されたのでその映画をレーザーディスクで買いなおして、今度はDVDが出たので・・・今度はブルーレイが出たので・・・って切りがないのと同じみたいです。

私もLPで持っていたアルバムを結構CDでも買いなおしたんですが、SACD以降は買っていません。

さらにいえば、昨今は若い人にLPのようなアナログレコードが人気なのだとか。

最近よく思うのですが、ハイレゾ対応DAPにしろアナログレコードにしろ、それぞれが一つの音楽ジャンルなのではないかということ。

私は物心付くくらいの頃から成人する辺りまで、音楽を聴くといえばアナログレコードかカセットテープでした。

つまり媒体のことは気にせず、純粋に音楽を聴いていたように思います。

これが私の親の世代になると、自分のラジオさえ持ってなくて、持っていたとしても流行りの音楽なんてかかっていなかったわけです。

今の若い人は、ライブに行くのがメインの人もいればハイレゾ機器の音質を追求する人もいる。一方でアナログレコードや真空管オーディオのような趣味性の高い人もいる。

もしそれらの人が同じアーティストの楽曲を聴いていたとしても、同じ音楽の印象を持っていないような気がします。

つまり同じ楽曲であったとしても、違う媒体で聴いている人とは違う音楽ジャンルだと感じている気がするのですが。