ステーキなどを食べて元気なシニアの方をよく見ますが私は違うタイプだと思います

今日本屋さんで雑誌をめくっていたら、五木寛之さんが対談で病院に行かない理由を語っていらっしゃいました。

昔、精神的に参って仕事を休んでいたとき、五木さんの本は随分読みました。

確かに、そのとき読んでいた本に病院に行かないと書いてあった記憶があります。

私の年齢くらいになると、だいたいどこかが悪くて病院のお世話になっている人が多いんじゃないかと思います。

とはいうものの、五木さんのこのお話が印象に残っていたのは、私の親戚に全くお医者さんのお世話にならない人がいるからなのです。

その人は高齢で入れ歯なので、唯一歯医者さんにはたまに行っているようです。

食べることが大好きなので、入れ歯の調子が悪いと我慢ならないみたいです。

私が親の薬を貰いに行ったりすると、お医者さんから「きちんと食事をされてますか」と聞かれるので、やはり食は大事なのでしょう。

瀬戸内寂聴さんや三浦雄一郎さんがステーキが好きなんて話を聞くと、だからその親戚は元気なんだろうなと思います。

それに比べると、私は食に執着がありません。

量は普通に食べていると思いますが、美味しいものを食べたいという欲求があまりない。

日常を思い出してみると、あっさりしたものばかり食べています。

そのせいか昔から血圧は低くて、今日たまたま献血に行って血圧を測ったら、上が100なくてお医者さんに「いつもこのくらいですか?」と聞かれました。

これだけは食生活が貢献しているのかなと思います。

私は高齢になったとき、ステーキのようなボリュームのあるもので元気を保つのではなく、あっさりしたもので元気を維持して行くことになるんだろうな、と考えていました。