陰陽五行や易を学ぶほど吉野裕子さんの本は面白くなるかもしれません

ここ数日、陰陽五行に関する本を読んでいることを書いています。

今日は吉野裕子著「陰陽五行と日本の民俗」(人文書院)を読んでいました。

今まで民俗学で謎とされていたことなどが、吉野さんによってあざやかに読み解かれて行きます。

例えば、千葉県の香取神社例祭は泥祭りと呼ばれ、利根川の氾濫を抑えるために行われているといわれています。

そのお祭りですが、池の中に入って神輿を担ぐ青年たちに向かって、子どもたちが泥を投げつけるというもの。

吉野さんは、この行為を易によって解釈されています。

青年=中男は坎(かん)卦。この卦には水の意味も含まれています。

子供=小男は艮(ごん)卦。この卦には山=土の意味も含まれています。

五行の関係でいえば土剋水(どこくすい)。つまり、土で川の氾濫を抑えるということですね。

この他にも、お祭りの時期やご神体も陰陽五行に当てはめて考察されています。

面白いですよね。

何だか推理小説を読んでいるようなスリルがあります。

しかし一方で、日頃から十干や十二支に親しんでいたり易の知識があったりしなければ、謎を読み解いて行く面白さが伝わらないんじゃないかと思いました。

そういう意味では、陰陽五行や易経について学べば学ぶほど、吉野さんの書かれている本は面白くなって行くのかもしれません。

ちょっと期待大ですね。